TABUⅣをお渡しさせて頂きました。
レンズは調光ブラウンレンズを入れ、サングラスにもなるバージョン。
しかし、このフロントデザイン惚れ惚れ~
影郎さんがデザインするウェリントン。もちろんフレームリムラインが全て同じ太さにはならないとは
思っていましたが、予想以上にキレイに仕上がっています。
それと、フロントのマツケリの生地がキレイに出ているところが好きです。
このマツケリの生地は新色が出た時に鯖江の生地屋さんで見て来ました。光に透かすと何とも言えない
発色で生地のデザインが見えます。
しかし、今回の影郎さんの TABUⅣでは、もっとスゴイ工夫がされています。
それは、フロント裏にホワイトのダイヤデザインの生地が張り合わされており、フロントから見た時に
生地のデザインがハッキリと見えるんですね。
メガネのプラ生地と言うのは、厚みによって全然違う色に見えるのです。
例えば、6mm厚のブルーの生地は、黒っぽくも見えますが、これを2mmの厚みに削った瞬間
別物の鮮やかなブルーになったりするんですね。
マツケリの生地は通常6mmあります。今回のTABUⅣのフロントが5mm、影郎さんのブログに
フロントが変形しないよう5:5で貼り合わさっているということは、マツケリの部分が2.5mm。
さらにバックにホワイト生地を持ってくることによって、よりフロントのデザインが生きているような感じです。
例えば、黒い網目をバックが濃い色のところで写真で撮っても分かり難いですが、
バックに白色をもっていくと、黒の網目模様はハッキリと分かりますよね(^^)
そんな工夫がされている・・・・上に
生地の厚みで見た目の重さが出ないような工夫・・・・脱帽です。
確かに、見た目の重さがホワイトの生地を貼り合わせていることによって軽減されています。
テンプルも一工夫。 BARAMONのような凹凸こそありませんが、微妙な凹凸があり、
頭のフィット感や掛け心地にも繋がっているのです。
今回、納品された箱を開けて作品を見た時に、第一声
「すごい光沢!!」
鯖江のマコト眼鏡さんで製作ということは、妥協をしない造り・磨きをされていることは
間違いないですね。
また、影郎さんが、エッジを取って丸みを出している工夫などで、光沢感が出ているのもあります。
フロント左右の下を斜めに削って、斜め横から見た時のメガネの重さが出ないような工夫も
本当に良く考えられていると思います。
テンプル部分は左がホワイトになっています。
アシンメトリーデザインが普通の影郎さんのデザイン。安っぽさが出ないように・・・
確かに、量販店で、やたらにテンプル部分だけが真っ白な・・・テンプルだけを主張するものとは
この作品は違います。
右から見ると、ブラウン!
POISONⅣが似合うお客様だけに、TABUⅣのフロントデザインがバランス良く納まりました。
さらに鼻あての間隔や取り付け位置がパーフェクト!!
ウェリントンの黒プラを掛けている人を良く見ると、みんなずり落ちて・・・鼻メガネ。
しっかりと鼻に納まる感覚を、お客様は評価してくださいました。
全体的に黒や茶色の服が多い方だけに、このcol.183のブラウンはピッタリでした。
本当に良くお似合いですね(^^)v ありがとうございました!!