置かれた場所で咲くしかない | いやさか創研

置かれた場所で咲くしかない

近年の就職率は高水準で推移しており今年の春の大卒就職率は98%。

1997年の調査開始以来の過去最高を3年連続で更新3年連続で高水準をキープしているようです。

 

一方で中小企業の人材不足も深刻化しています。

 

このような中、いろんな理由で転職を考えている人も多いように思います。

 

人間関係に悩んだりハラスメントなどで会社に行けないということは全く別問題として、

単に給与が少ないとか、土日休みでないとかで転職を考えること自体に違和感を感じます。
 

自分がその会社でのパフォーマンスを高めて、会社の役員を目指して実績を作り、理想の会社に変革させることが最も近道だと思います。

その先に、「次のステージ」として「自分が本来やりたかったこと」にチャレンジするならまだしも、何年もお世話になった会社で、際立った実績も創ることができていない人は特に、給与や処遇を不満に辞めてはいけないと思います。

 

だいたい、日本の社会というのは、先輩が偉そうな顔をしています。

長年その会社に勤めている人のほうが、経験・実績もあり、仕事を教える側になりますので、よほど実力がないと認めてくれません。

10年やっている人と、他業種から入った人が1年、2年と経験してもなかなか追いつくのは難しいものです。

 

隣の芝生がよく見えると言いますが、いまだ30年の高業績を上げ続けることができる会社、業界はほとんどありません。

その場で、精一杯仕事をして、自分の花を咲かせることで、次のステージがおのずと見えてくるものです。

そういう覚悟のある人が多ければ多いほど、会社はイノベーティブになります。

 

転職する前に、「自分は果たしてここの会社に貢献して辞めることができるか」を自問してほしいです。

 

タンポポだって、その場所で花を咲かせるから、種を飛ばせるのです。

咲かずに飛ばすことはできません。