一応機材屋であり、楽器演奏を嗜む人間として、今年は年初から素晴らしい体験をさせていただきましたので、忘備録がてらアップいたします。
年初の私的エクスペリエンス、「300年前に製作されたストラディヴァリウスの音を、堪能させていただきました」
いつもお世話になっている方に滅多に無い機会をいただき、クラシックのコンサートを見てみたいという息子を連れ、銀座でお茶してから会場へ。
ヴァイオリンの聴き比べどころか、クラシック系コンサートにもほとんど行ったことが無い耳なので、偉そうな事は何にも言えないですが、ヴァイオリニスト高木凜々子さんの卓越した演奏による3時間弱の音空間に、同行した息子と共々ひたすら魅せられてしまいました。
演奏家の腕が最も重要なのは言わずもがなだがそのヴォリュームの大きさとハリ、低域から高域までまんべんなく艶やかに届く生音の響き。
アンプ等を使わず会場自体を増幅装置として鳴らす楽器そのものの音に、イイ年こいて胸が熱くなりました。
ひょっとしたらそう思わせる一要素にストラディヴァリウスの力があるのかも知れませんが、今の自分にそれが分かるなんてぶっ飛ばされても言えません。
何はともあれ全然異なるジャンル、異なる楽器の演奏を体感したことで、速攻で家に帰ってベース弾きたくなりました。
いくつになっても知らん事だらけで、いくつになっても色んなことに刺激される。
ありがたい事です。
帰りすがらに遭遇した「せんとくん」にも、別な意味の刺激をいただきました。
そんなこんなで2022年も気持ちの「弦」を張替えて、さらにOpen Mindな心持ちで生き延びて行こうと思います。
あけましておめでとうございます!