久しぶりにアンプ・ヘッドを新調した。
オールド・マーシャルに出会って以来フルチューブ100Wattのサウンドが最高だとは思っているのだが、そのマーシャルも今や手元にはない。
無きゃ無いでも困らないだろうと思いながらも、意外に持っていたほうが良い場面もあるのでこの度導入したのが、ライブハウスやスタジオの大定番“AMPEG SVT-3pro”。
正直に言えば、コイツを使って満足のいくサウンドを出した事がないので、あまり好きなアンプではない。
そもそもアンペグ自体が苦手だ。
いいな~と思ったのは、かなり昔にかなりくたびれたライブハウスで借りた、古い“V4B”ぐらいである。
でも結構みんなアンペグが好きと言うのよね。
それはちょっとくやしいのよ。
だからアンペグにしてみた。
価格が激安だったのと、比較的軽量で運搬が楽な事も良かったのだが、ある意味スタンダードなアンプなので、コイツを突き詰めればさらにフレキシブルなサウンドメイキングが出来るかなと予想。
早速こないだのライブで実戦配備してみたが、勿論すぐに使いこなせる訳もなく予想通りの“嫌いなところ”が出現。
使用するエンクにもよるだろうが、豊満すぎる低域が邪魔になる。
パワーがあり過ぎだ。
ハイブリッドとはいえ、4Ωのエンクで400Watt以上のヘッドだから当たり前だのクラッカー。
キャパ100人程度の小屋なら150~200Watt位じゃないと、余程上手くコントロール出来ない限り絞まったベースサウンドを作るのは難しい。
低音弦はモワつくし、高音弦は遠い音になる。
基本的に入力ゲインはあまり上げるとすぐにノックダウンするので(過去に数回これで本番中音出ず状態になり、辛い思いをした)、マスターとイコライザーの設定を考えにゃいかん。
でも想像してた程嫌いな音質ではない。
どちらかと言うと、好きなキャラクターを持っている。
さすがはアンペグ。
クセがありつつも振り幅の広い、全天候型アンプ。
きっとカッコイイ音に仕上げてあげるから、壊れないでね☆
本日の一曲♪
“Motherless Children”
by ERIC CLAPTON
カール・レイドルの音もアンペグっぽいなあ☆