ジャック・ブルース、2003年のアルバム“MORE JACK THAN GOD”。
派手さは無いけど、味わいあり。
この人のレコードは、いつもそんな感じ。
聴き始めはあまりピンとこないが、リピートしていく毎に染みてくる。
まるで“都こんぶ”。
ジャックのアルバムは当然ながらソロアルバムの為、好き勝手にやりたい事をやっている。
“この人は何をやりたいんだろう?”と思う時もあるが、あの声とあのベースを聴くうちに、全て“ジャック・ブルース”印の音楽だと納得♪
“MORE JACK THAN GOD”に限らず、彼のソロにはクリームのナンバーが収録されている事もあるので、聴いていたらクリームに触れたくなった。
今のジャック・ブルースがソロでやるクリーム(の曲)ではなく、今のジャック・ブルースがクリームでやるクリーム(の曲)を聴きたい。
…てな訳で、久しぶりに2005年のリユニオン・ライブDVDを観た♪
当然ながら、三人とも爺さんだ。
ジンジャー・ベイカーなんか“家で孫とあやとりしてたのに、いきなり呼び出されちゃったよ”系のリアルじいちゃん状態で、必死に叩いている。
ジャックは病み上がりの為、ところどころ椅子に座りながら演奏。
クラプトンもやはり“最近益々オッサン”だ。
爆音全開、お薬全開だった、現役バンドの頃とは別物である。
当たり前だが。
でも、なんかイインだ♪
このリユニオン。
スッキリしてんだ♪
PA未発達時代の“爆音クリーム”は勿論魅力的に決まってるが、生死を越えて全てをすり抜けて来た三人が出すサウンドは、クリアで深みがあるんだな♪
曲の良さは音量だけじゃなかったです。
特筆すべきは、クラプトン。
全てを包み込むプレイはさすが。
頑張ってんな~!
優しいんだろうな。きっと。
でもやはり、
病み上がりでも、年寄りでも、ジャックの存在感は強い。
“GOD(クラプトン)”を越えて。
もう一回観よっと☆
本日の一曲♪
“I FEEL FREE”
by Cream
この人の声こそ“クリーム”だ☆