◆ボラの味噌汁◆ | ◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆

◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆

元々は、釣った魚のレシピ集♪で、レパートリーが 増えるかどうかは 釣りの上達次第!という何ともまぁ 不安定な要素満点のブログでしたが、最近、中々、釣りに出かけられず、釣魚以外のレシピでやってまぁ~す。ただし、更新自体が、不安定?!(*'ω'*)

★-+-+-★ 釣った魚でクッキングレシピ集  ボラの味噌汁 ★-+-+-★


◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆


↓ 元は、こんな魚です ↓

45センチくらい、まぁまぁの大きさでした。(かなり前に釣ったもの (^^;) やっとアップするぅ~。)


◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆


うりゃっヾ(>▽<)ゞ 片手つかみ!!


◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆


●ボラの豆知識


ボラ目ボラ科


年中、釣れる魚みたいです。(えさ・青イソメ、小エビ)


釣った大きさ/約45センチ


北海道以南で広く見られ、河口や内湾の汽水域に多く生息するが、
基本的には、ボラは、海水魚だそうです。


ボラは成長により名前が変わる出世魚。地方によって、
多少違ってきますが、2~3センチのものを「オボコ」とか
「ハク」とか「スバシリ」とか、呼ばれています。


そして「イナ」→「ボラ」→「トド」。「トド」になると、60センチを
超えて、重さも、1キロ以上になります。


これ以上、大きくならない事から、「とどのつまり」の語源となった
と、言われています。


日本三大珍味と言われる”カラスミ”は、ボラの卵巣を加工したものです。


では、釣った”ボラ”で、クッキング、ご紹介~♪\(o ̄∇ ̄o)/



  ★ 材  料 ★


   ● ボ  ラ  1匹  40センチ前後
   
    三枚おろしにして、刺し身にした残りを使いました。


    ちなみに、お刺し身は、→→ こちら

                     

     まぁ、大きさ、数量は、適当に・・・・( ̄∇ ̄ゞ)


     他の魚でも、代用可能です。

     例えば、お店で、魚を丸ごと1匹買った時、

     刺し身にした残りを 味噌汁に入れると、

     ”だし”がよく出て、美味しいです。


  ● 材  料

    味   噌     適  量

    薬味(ネギ)   適  量

    豆   腐     適  量


   味噌汁の具は・・・・・・・・・

   きのこ類(なめこ、えのき、しめじ、しいたけ など)

   ワカメ、里芋、白菜、タマネギ、大根、ニンジン、

   かいわれ大根 などなど お好きな具を入れてOK。

   冷蔵庫の掃除をかねて、余った野菜を使っても、

   とっても、美味しく作れます。



   ★ 作  り  方 ★

    では、刺し身にするまでの過程を簡単に・・・・。


   ● 魚 を さ ば く

    ① 尾から頭にかけて ”ウロコ”を 取る。

    ② ”頭”と”内臓”を 取る。

    ③ 流水で きれいに洗い流し キッチンペーパー等で

       しっかりと、水気を ふき取る。

    ④ 三枚おろしにして、ボラの身を薄く切る。

        
    ⑤ 氷水が入ったボールを用意する。
   
       薄く切ったボラの身が、硬くしまるまで、氷水に

       つける。


      生で食べるのが、ちょっと気になる場合・・・・・・。
     
      お湯(約70度)を準備して、切ったボラの身を

      10秒くらいお湯につける。
     
      身をザルにあげ、あとは、氷水にさらす。


     ⑥ 水気をよくきり、皿に盛り付けたら

       出来上がり♪

  
◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆
   


   ● 味噌汁を作る

     三枚おろしにして、刺し身にした残り。

◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆


    まだまだ、三枚おろしが、下手っぴなので( ̄ω ̄ゞ)

    骨にボラの身が、結構ついています。(〃 ̄ω ̄〃)

    捨てるのは、もったいない!!(v`▽´)v

    良いだしが出て、美味しい味噌汁が出来ます♪


    ① 鍋に、人数分のお湯を沸かす。
    

    ② お湯が沸騰したら、食べやすい大きさに

      切ったボラの身、骨を入れて、 魚がある程度

      煮立ったら(白っぽくなったら)魚のアクが

      浮いてくるので、こまめに丁寧に取り除く。


      魚を鍋に入れるタイミングは・・・・・・・・・

      水から入れる場合と、お湯が沸騰してから

      入れる場合とがあります。

      煮立ったお湯に入れる方が、魚の旨みが

      魚自体に閉じ込められて、魚本来の旨みが

      楽しめると思います。


      生臭さが、どうしても気になる方は??

      魚にあらかじめ、沸騰したお湯を さっとかけ、

      湯通しすれば、生臭さは、さほど気にならないと

      思います。

      まぁ、その辺は、お好みで。


     ③ 豆腐は、水切りして、さいの目に切る。


     ④ アクが、ほとんど、なくなったら、 豆腐を

       入れて、さっと煮る。豆腐は、すぐに火が

       通るので、煮すぎないように注意しましょう。


     ⑤ いったん、火を止めて、お好みの分量の味噌を

      溶き入れ、再び火にかける。


     ⑥ グラグラと沸騰する直前に、お好みの薬味

      ネギなどを入れたら、あったか味噌汁の

      出来上がり♪

   
      薬味(香りの高い物、青みを いかしたい物)は、

      お椀に、生のまま入れて、直接、味噌汁を注い

      でもOKです。




   味噌汁は、『煮えばな』が、美味しいと言われます。

   これは、味噌特有の芳香が、90℃以上になった

   時に、強くなる事と関係していると言われています。


   しかし、その一方で、加熱時間が長くなると・・・・・

   せっかくの味噌の香りが、抜けてしまいます。

   また、味噌を加熱する際、65℃を超えてしまうと

   味噌の旨み成分である『たんぱく質』が溶出されなく

   なってしまい、味噌の風味(旨み)という面でも、

   グラグラと煮立たせるのは、良くないのです。


   味噌汁の表面が、グラっとくる瞬間に、火を止め

   ましょう。


   しかしながら、家族全員の揃う時間が、まちまちな

   場合は、中々、そういう訳にもいきませんよねぇ。

   冷めてしまった味噌汁を 温め直しする場合には、

   水を少々 (50cc程度)を足してから、味噌も、少々

   足して、温め直しをすると、味噌の香りが、よみがえり、

   再び、美味しく召し上がる事が出来ます。




☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆◆☆


         味 噌 の 豆 知 識


  味噌は、主原料の大豆を蒸した物に、米や麦をベース

  にした麹(こうじ)と塩を加えて熟成させたものです。

  麹の原料によって、以下に分類されます。


  ” 米 味 噌 ”

   大豆に、麹をつけず、米に麹をつけて米糀とし、
  
   大豆と仕込んだ物。

   味噌の中でも、一番好まれ、種類も多く、色、香り、
  
   味なども様々あるので、料理によって使い分ける事が

   出来て、いろいろな味が楽しめます。

  (仙台味噌 越後味噌 信州味噌 御膳味噌 など)


  ” 豆 味 噌 ”

   大豆に麹をつけた豆麹のみで仕込んだ物。

   大豆だけで造られるので、タンパク質が豊富で、

   栄養価が高いのが、特徴です。

   愛知県、岐阜県、三重県の東海三県が産地で、

   八丁味噌は、その代表的なもので、味も香りも

   濃厚な味噌です。


  ” 麦 味 噌 ”

   大豆に、麹をつけず、麦に麹をつけて麦糀とし、
  
   大豆と仕込んだ物。

   九州一円から、山口県、愛媛県の瀬戸内海沿岸が

   産地で、味も、甘口と辛口があります。

   九州独特の味噌で、麦の風味と濃厚な味が特徴です。

   (長崎味噌 九州味噌 など)


  ” 調合味噌 ”
   異なる麹によって醸造された二種類以上の味噌を

   合わた物。複数の麹を混合して醸造した物。


   味噌はその他、甘口、辛口と言うように、味によっても

   分類されます。

   辛さは、食塩の量で決まりますが、そこに加わる麹の

  混合割合が甘い、辛いを左右します。


  また、味噌は出来上がりの色によっても、分類されます。

  赤味噌、淡色味噌、白味噌に分けられます。

  大豆など、原料の種類、大豆を煮るか蒸すか、麹が

  多いか少ないか発酵の途中で、かき回すかどうか、など

  いろいろな条件によって、違ってきます。

 
  ” 白味噌 ”

  大豆を煮て短時間で熟成させて、着色しないよう

  「かくはん」しないで造ります。


  ” 赤味噌 ”

  大豆を長時間蒸して、長時間熟成させて、その間、

  「かくはん」を繰り返して造るなど、様々な条件の違いが

  色の違いとなってきます。


  関西では、甘口の白味噌、関東では、辛口の赤味噌が

  主流だと言われています。


  味噌の主成分である”大豆”には、多くの有効成分が

  含まれています。

  タンパク質、ビタミンE、サポニン、イソフラボン、

  レシチン、コリン、食物繊維、褐色色素などなど、

  これらは・・・・・・・・・・・・・・・・・


   ① 老化防止

   ② 抗がん作用

   ③ 高血圧の防止

   ④ 脳卒中の防止

   ⑤ 動脈硬化の防止

   ⑥ 消化促進作用

   ⑦ (血中)コレステロールの低下

    などなど、様々な効果が、報告されています。


           お   ま   け ①

   ”だし入り味噌”って見かけますが、どんな味噌?!

   それは、味噌の中に調味料を加えた物を言います。


   製品によって、含まれる”だし”は、天然調味料の物、

   化学調味料の物、両方を混合した物など、様々です。


   天然調味料としては、昆布や昆布エキス、粉末にした

   カツオ節や煮干し、カツオエキス(又はアサリエキス)を

   加えたものがあります。


   化学調味料としては、グルタミン酸ナトリウムや核酸系

   調味料、コハク酸ナトリウムなどが、使われる事が

   あります。


   だし入り味噌なら、味噌汁を作る場合、別途に、だしを

   取る手間が省けるという訳です。


            お   ま   け ②

   「手前みそ」って言葉、耳にしますよねぇ。

   自分で自分の事を褒める意味があります。


   今は、各産地の味噌が、お店に売られていますが、

   昔は、各家庭で、自家用の味噌を仕込んでいました。

   手前みそとは、手作り味噌への愛情から生まれた

   言葉です。


   一家の主婦は、毎年丹精を込めて、1年分の味噌を

   造り、それを、家族達は

   「うちの味噌は日本一!母さんが作る味噌は絶品だ!」

   と、自慢して、毎日食べていたのです。

   それが、手前みその由来となりました。


            お   ま   け ③

  味噌は、単独で使うより、いくつかの種類を合わせて
  
  「あわせ味噌」にして使うと、コクがでます。

  2種類以上の味噌を合わせると、お互いの風味が重なり

  コクが出て風味が増します。


  「味噌は、遠いものを合わせると良い」

  と、昔から言われています。味噌は、原料や製造方法、

  産地によって風味や味が、異なります。


  似たもの同士ではなく、特徴が異なる味噌を合わせる

  事によって、お互いの足りない部分を補足し、味に

  一層深みが増し、コクが出るという訳です。

  「あわせ味噌」が、美味しいと言われるのは、こんな

  理由からなんですねぇ。


  甘口味噌と辛口味噌、赤味噌と白味噌などを合わせて

  みて下さいねぇ。



◆ ◇ ◆ 海 風 の 吹 く 丘 ◆ ◇ ◆


ゴミは持ち帰りましょう!



コメントのある方は、こちらから。お気軽にどうぞ→★コメント掲示板★