土のクレヨン | 蝋画塾 Atelier Berankat のブログ

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第二次大戦中に開発された、「蝋画」という描画技法を紹介するブログです。

恩納村のつくらしへ行ってから
早くも1月経ったてしまったが、
庭の土でクレヨンを作った写真をアップします。





まず土を乾かして細かくする。
つくらしでは乳鉢を使ったが、
お椀とすりこぎで代用。



100円ショップのキッチン用品の中で、
一番細かいメッシュでふるいにかける。


蝋はギャラリー砂翁で購入した蜜蝋。



オイルは料理で使っているオリーブオイル。


土17:蝋7:オイル2の割合で混ぜて湯煎。
少し固いのでオイルと蝋を少量加え、型に流し込む。



型はつくらしで購入したもの。
ワークショップでは万力で留めていたが、
輪ゴムで代用。



固まったら輪ゴムを外して取り出す。




右4本がつくらしのワークショップで作ったもの。
一番左のクレヨンが庭の土。



色は土が濡れた状態より少し濃いめ。


土は濡れるとなぜ濃く見えるのか?
調べてみたら、水が光を吸収することと、
土の表面の光の乱反射が軽減されることが原因らしい。

クレヨンンの場合、蝋とオイルの作用で
光の吸収率・反射率が変わったということなのだろう。


下の写真は8月に土の固め方を検討していた時のもの。
従来使っていた方法では土が乾いた状態に近い色になる。



今回のクレヨン作りを土の固め方と考えた場合、
固め方を変える事で、
同じ土でグラデーションを作れることになるかもしれない。



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簡単なものですが、蝋画技法の初歩を図解したPDFファイルを以下から配布しています。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/0af30761220259
:これは実習を伴う教室や講座の受講者に配布している資料ですので、
この資料を見ただけで蝋画が描けるようになる保障はありません。


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