今日はとくに何もなかったし好きな歌でも書いとくわ
夜霧の間に間に月充ち満ちて 仰ぐその様人知れず
隠れ秘められし天手力は 比ぶるべきもの無し
棲まう土地なく天の沙汰もなく 隅に闇にと息潜め
されど人の生きる淵には 常に根ざすものたち
荒ぶる神と讃えられもせば 悪しき化生と打ち払われて
人の怖れそれさえも すべて絆が為
黄昏過ぎていまぞ宵の口 宴に集え依童よ
なれどそれは人の欺き 狩られゆくものたち
もはや楽しき伊吹などは無く 月の明かりさえ砕かれて
かつての絆は絶え果てる 永久に消えたものたち
過ぎる年月を幾つ経たことか いずれ人にも忘れ去られて
幽かに残る幻は いつか見た萃夢想
