ここ一週間、
いつもなら、スーパーでサンドイッチを買ってきたり、
彼女と職場近くのカフェで待ち合わせてランチを取るアイルランド人上司が、
職場のキッチンを占領していた。
何気にコンロもオーブンもエアフライヤーもあるけど、そんな広いキッチンじゃないから、
キッチンから気配がすると、私は自分の弁当箱(ただの食品保存容器)を電子レンジに入れに行く時間をずらしてたんだけど、
今回キッチンがあまりに静かだったもんで、入ったら、上司がいた。
ナイフを持った上司の前には
サランラップに乗ったスライスされたパン、
バター、
そしてバナナ。
その作業台の下には冷蔵庫があるから、
私は電子レンジのダイヤルを回しながら、
ハムとかサラミとか出し忘れてますよ〜??
って言ったら、
上司は
(゚Д゚)ハァ?
その顔を見た私も
( ゚д゚)エッ??
なんか状況をよく飲み込めない私に上司は、
バナナサンドイッチだよ…?
と一言。
そのまま、ナイフでバターを塗り、バナナをパンの上でスライスしていった上司。
で、出来上がったのは、
バナナの輪切り横三列で
こんなの。☓2
バターを冷蔵庫に入れて、
ナイフだけ洗って、
皿を出すことなく、サランラップに乗ったまま、自分の部屋までバナナサンドイッチを運んでく上司。
時短…。
初めてベルファストに来たとき、
観光名所の一つでもある、街中の、タイタニックの犠牲者の石碑もあり、歴史ある役所の周りを歩いてたら、
役所の裏手のカフェがランチメニューの立て看板を出してて、そこに
クリスプサンドイッチ
(ポテチを食パンに挟んだもの)
というものが
堂々と書かれていたのをふと思い出した。
観光で来た、他の国の人からは、
でた、
いつもの飯マズネタだ
と思われるかもしれないけど、
北アイルランドの人たちにとっては、クリスプサンドイッチもバナナサンドイッチも、いたって本気の食事なんだろう。
どこのコンビニで揃う材料で、
一分以内でできる伝統料理で(伝統と言っていいのか、料理と言っていいのか…)
胸を張って大好物だと言えるって、
世界で探してもここ以外ないんじゃないか…。
自分のランチを温め終わってから、念の為、同僚のおっさんらに、バナナサンドイッチは普通なのか聞いてみたら、
10年以上住んでて、
知らなかったの????
って逆に驚かれたから、
私がここの常識知らずで無知なだけだった…、ということで。![]()
