前回出てきた 150度の関係について、すこし説明してみたい。
星座には順番があり、12星座ぜんぶで、全360度を一周する構造になっている。(各星座30度ずつ)
そうして、④かに座に対しては。
⑨いて座、⑪みずがめ座
のふたつが、150度の位置にあり、かに座にとっては、いて座とみずがめ座は、もっとも扱いにくい星座。
それでいて、かに座がみずからの崩壊を防ぐためには、相容れないはずの、いて座とみずがめ座の力を借りる必要がある、という関係性でもある。
前回:第65回で述べた例をそのまま使うと、
かに座の弱者も敗者も全員救済したい、という世界観は、裏を返せば、努力の否定であり才能の否定だ。努力の有無とも能力の有無とも関係なく、誰もが等しく救われる、ということなのだから。
努力して成功を勝ち取る(いて座)だとか、自分自身の個性にしたがって、自分だけの道を歩む(みずがめ座)だとかの観点/発想は、かに座には、ない。
したがって、かに座が過剰に力を持ち、ほかのサインがほとんど力を発揮できない、いわば、他の11星座を追放してしまったかのような状況になってしまうと、まさにそのことが原因となって、
世界そのものも、滅びることになってしまう。
努力や才能は否定され(いて座の否定)、
個性や独自性も全否定される(みずがめ座の否定)のだから、
そこに残るのは、画一化された、無個性な馬鹿ばっかし。しかも、どいつもこいつも依存心のカタマリ。史実に照らせば、冥王星かに座時代が終わってすぐの、しし座初期の時代に、第二次世界大戦があり、わが国は太平洋戦争(または大東亜戦争)でこっぴどく負けた。
敗戦の帰結として大日本帝国は解体され、消滅し、健全な平和憲法を掲げる、戦後という時代がはじまった。
そうして、「あの戦争について」研究すると、もはや呆れるしかない結果になる。当時の戦争指導者が、あまりにも阿呆すぎて。
無能すぎて。クズすぎて―――。
詳細は、各自史実を研究してもらえばよいのだが。
それにしても、なぜ、こんなことになるのか??
占星術的(冥王星世代論的)にいえば、
答えはこれしかない。
かに座の力が過剰になりすぎ、他の11星座を全て排除するほどにまで、増長してしまったから。
無能者ばかりがはびこるかに座世界が完成すると、軍部での出世競争は、もはや「無能でないと、勝ち残れない」というレベルだったのではないか。
根拠も成否も一切無視して、アメリカと戦え!だの、中国大陸を制圧しろ!だの。
とにかく根拠などどうでも良いから、
『勇ましいことを勇敢に叫ぶ』ことのできる人間しか、発言権を持ち得ない状況だったようだ。
戦後になってからあれこれ問いつめられても、彼らは
「あの状況では、仕方なかった」
「あの空気には、抗えなかった」
などと、まさしく、無能の証明のような言葉をくり返すばかりで。
空気とか状況とかいう言葉は、ようするに、そいつには
「何の意思決定能力も無かったのだ」ということを端的に示す。
なぜそのような者が、出世競争を勝ち抜けたのか?
それは。
むしろ、そのような者しか、出世競争には勝ち得ない構造が、すでにできあがっていたからだ。
かくして。
かに座時代の終わりまでには、無能者しか出世できないクソ社会が確立され。
それに続く、しし座初期の時代に世界大戦が起こると、まさしく悪しきしし座の象徴のような、自己中心的で、自分という名の舞台に酔っているような輩が、好き勝手やらかして、日本破滅させた―――。
かに座、やぎ座は集団性を扱う星座なので、被害が拡大しやすく、大惨事になりやすい。
だが、ここでぜひとも理解しておいてほしいことは、かに座そのものが悪なのではなく、かに座の力が過剰に増長したことこそが、悪。
そうして、それにもかかわらず、冥王星がそこにある時期には、そのようなことは、たやすく起こる―――。
冥王星かに座時代が、無能な阿呆ばかりがはびこる(出世する)社会をつくり、続く、冥王星しし座時代、日本は無謀な戦争に突入させられ、負けた。
無謀であればあるほど、男らしいので/ドラマチックなので、良い。
という発想は、まさしく増長する、しし座そのものだ。
第二次世界大戦が、あれほど大規模な大惨事になったのも、ハデであること、無謀であることそれ自体に、価値を見出す、冥王星しし座と、無関係ではありえない。
わが国の場合は、かに座時代に、国をあげて無能な馬鹿が横行する社会を作り上げて―――。からの、しし座時代、という展開だったので、国をあげて無謀な戦争に突入し、国をあげて大惨事に巻き込まれる、という。国をあげての過剰なしし座体験のオンパレード。当時を生きた者なら、だれしも一生忘れられないほどの、ドラマチックな、しし座体験には、たしかに、なったことでしょう―――。
戦争中の日本は、かに座国家が、国をあげて、しし座に酔っている状況だったので、馬鹿な軍部が一億玉砕とか本土決戦とかを叫ぶと、国民もふらふらと、それについていってしまう状況。
敗色濃厚なのに、戦意高揚だけが叫ばれている、という異常な状況を終わらせたのは、昭和天皇の聖断(ポツダム宣言の受諾を決意し、玉音放送で国民全員に終戦を宣言したこと)であるとされるが、これについて、占星術的には、
しし座に酔っていた日本人を、150度の位置にいる天皇が、目を醒まさせた。
という読みかたが、できる。
⑤しし座から見て、150度の位置にあるのは、
⑩やぎ座、⑫うお座
のふたつ。
天皇陛下は日本国の長であり。
いかにも、文字どおりのやぎ座だ。
そうして―――。
だれの顔も立てることなく、地位や身分に縛られることもなく発案し、今日まで進行してきたストーリーを、ぜんぶ無効にするような決断をした、という意味では、それは、うお座的である。
やぎ座の権威を背景にした、しかし権威者としての立場には、まったく縛られていない、うお座的な決断によって、日本国民は、しし座酔いから、目を醒ました。
それぞれの星座には、それぞれ意義があり、力がある。
どれひとつとして、無意味なものなど、ない。
とはいえ、どれか特定の星座の力が過剰になり、バランスを欠いた状態になると、危険な状況になり、場合によっては破滅すらもありうる。
それにもかかわらず、冥王星が入っている星座は過剰で過激な状態になりやすいから、注意が必要だ。
そんなときに。180度で支え合う関係もさることながら、過熱したものに冷や水を浴びせ、密閉したものに風穴を開けてバランスを取り戻させるのは、150度の位置にある星座なのである。
言い換えれば。
いて座やみずがめ座の暴走を鎮めるために、かに座が。
やぎ座やうお座の行きすぎを防ぐために、しし座が必要となる状況もある、ということだ。
180度で支え合う関係については。
わりと基本的な事項であるので、すでに多くの論者が説明している。
それに対して。150度については、その重要度のわりには、あまり知られてはいない。
なので、この150度の関係について。わたしとしては、機会をみつけて、重点的に説明していきたいと、思っている―――。
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