きたるべき冥王星みずがめ座時代(2025年~)。
主導権を握る、冥王星てんびん座世代は、
どのような世界観を持ち、
どのような世の中を
創ってゆくのか。
それについて、できるかぎり精度の高い予測を書くことが今回のシリーズの目的なのだが。
それにしたって。実際に書き出してみると、冥王星時代論/世代論について書くべきことは多岐にわたり、また、わたし個人の願望として、占星術の初学者が読むと、いつのまにか知識が増えてゆくような記事を書きたい、とも願っている。
なので。みずがめ座時代/てんびん座世代についての話は一旦、脇に置いて。ここで、冥王星星座別、それぞれの時代について、概略をスケッチしてみたい。
『それは、いったい、どのような時代だったのか。』
まずは、冥王星かに座時代から―――。
冥王星かに座時代(1939年まで)。
日本史でいえば、大日本帝国の力が最高にまで強まった時代。現代の常識によれば、ファシズムはれっきとした悪の思想として扱われるが、当時は、大東亜共栄圏、八紘一宇などの思想は、一種の理想主義でもあった。
かに座は水のサインであり、これらの思想哲学は、やはり集団性に関するものだ。
12サイン(12星座)のうちで、単純に分類すれば、哲学や思想は、いて座の管轄だが、そうは言っても、かに座には、かに座の思想というものがあるのだ。
そうして、かに座といて座は、4番と9番であり、150度の位置関係。お互いに、なかなか相容れないものがある。
いて座は火の星座なので、もっと高みに昇りたい。また柔軟サインでもあるので、自己主張は強くはなく、他者を受け入れる余地もある。(後半にあり、集団星座だから、ということも関係する。)
だからこそ、ルール厳守が基本前提となるスポーツ全般は、いて座の管轄。スポーツマンシップに則り、―――などという言明は、いかにも いて座的だ。
(※ここでも例外はありうる。ラフプレーありまくりの個人競技は、いて座というよりは、ふたご座的だ。)
なので、いて座のいう哲学とは、
たとえば、次のようなものだ。
『モンテスキューの法の精神を読んで、
あなたが理解したことを述べなさい。』
―――ここで。読んでどのように理解したかは、あなた独自の見解を持つことが許される。
その意味での多様性は許容される。
しかし、世の中には、モンテスキューの法の精神を読了することが、そもそも不可能な人も多くいるのであり、はっきり言えば、そちらのほうが、大部分だ。
その人たちは、いて座の哲学世界に、そもそも参入できない。
これは、スポーツに置き換えれば、出場する選手たちは、全員、一丸となって、心をひとつに、一心同体、異体同心の精神で試合に取り組む。
個人成績のことは忘れて、自分ではなくチームの勝利に貢献するのが、選手の務め。
しかるに、そのような立場になる(一軍の試合にスタメン出場する)ためには、そもそもの選手間の激しい競争に打ち勝たなくてはならないわけである。
いて座自体の性質には、排他性、排除などはないのだが、そもそも「ふつうの人には
到達できない高みを目指す」星座であるため、選別は自ずと行われる。そこまで到達できない敗者、弱者に用はない―――。
それに対して。
かに座哲学は、全員の救済をめざす。
弱者、敗者、無力な者にも手をさしのべて、だれもが無条件に、包容され、救済される。愛される。
これが、かに座の考える理想郷だ。
大日本帝国による大東亜共栄圏の思想とは、
要約すれば、先進国であり、強者でもある日本が、発展途上にあるほかのアジアの国々を、ぜんぶまとめて救おうとするものだ。
だからこそ「アジアの盟主」とか「アジアはひとつだ」とかのフレーズが出てくるのだね。
この思想は、一面では善政をもたらす善なる思想であるとも言えるが、反面、反発だってもたらす。
実情はどうあれ、強者/盟主は日本であり、おまえの国は護られるべき弱者/属国だ、という見解には絶対に賛同したくない、という立場は、かならずあるから。
歴史的事実としては。
当時の日本が掲げた、かに座的理想主義は、まったくの失敗に終わり。悪の思想(ファシズム)として、断罪されるに至った。
冥王星時代論の見解によれば。
冥王星かに座時代においては、かに座要素が過度に強調され、かに座が破壊される。という。これは教科書どおりの、セオリーどおりの展開だ。
個人レベルに置き換えると。
かに座的全員救済の思想は、
「ひとりで強者になることを認めない」
(=いて座の否定)
だけでなく
「そもそも、ひとりひとりの独自の個性を認めようとしない」
(=みずがめ座の否定)
という意味でも、負の側面はきわめて大きい。
ずば抜けた才能を発揮することや、
並外れて個性的であることを、
決して許そうとはしない
今日の学校教育は。
とどのつまり、かに座時代の悪しき遺物なのではないか――――??
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