第68回 冥王星しし座時代② | 西洋占星術〜どうせ、あの世までは追ってこれまい。〜

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冥王星 しし座時代(1957年まで)について。

別の角度からも、語ってみたい。

 

冥王星しし座時代は、しし座が極端に強調される時代なので、ただの日常生活さえもが、劇的で、

ドラマチックになる。後世にまで語り継がれるような、記憶に深く刻まれる、思い出深い時代となる。

ということを、前回述べた。

 

だが、それとは別に、しし座にはエゴとか自己とか自我、自意識などの意味もあり。言い換えれば、冥王星しし座時代とは、きわめてエゴイスティックで自己中心的な時代、ということでもある。

今回は、それについて、説明してみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦争中、神風が吹くことはなかったが、

戦争が終わってから、望んでいた神風が、ついに吹いた。

という表現を、きいたことがある。

中学高校の社会科の教科書に載るレベルの、よく知られた史実として。

大空襲やら原爆投下やらで、国土ぜんぶがすっかり焼け野原になってしまっていた敗戦当時の日本が、かなり早期のうちに(具体的に言って10年以内に)経済復興で遂げることができたのは、朝鮮半島特需のおかげである。

 

1945年 大平洋戦争が終結し、第二次世界大戦が終了。

そのわずか5年後の1950年には、ふたたび大規模な戦争が勃発。朝鮮半島の名で知られるそれは、表向きは朝鮮半島に独立国家を樹立しようとする、ふたつの勢力の争いだが、実質的には当時の二大大国だった米ソ(アメリカとソ連=現ロシア)の覇権争いであり、代理戦争。

 

大日本帝国の敗戦による解体から、わずか5年後には、こんどは朝鮮半島が焼け野原になるという異常事態だが、あからさまな事実を言えば、戦争というのは、ものすごく儲かる。

 

一般的には、朝鮮半島は米ソの代理戦争と呼ばれる。

だが、米ソという当時の覇権国家が、絶対に負けるわけにはいかない直接対決をしている、という見方をすなわち、それは世界大戦そのものだ。

 

このような、覇権国家にとってきわめて重要な戦争において、わが国は、アメリカ軍に前線基地を提供し、軍需品を供給するという重責を任うことができた。その結果として、わが国の経済は大いに活性化し、経済力は著しく向上した。

この朝鮮半島特需のことを、これが日本に奇跡的な経済発展をもたらしたことから、もしかしたら俗語、スラングの類いなのかもしれないが、『神風』と呼んでいるのを、わたしは、中学校の時分に、たしかに、聞いた―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思想的に言って。

わたしは、右翼、左翼、どちらの立場にも与しない。

占星術師として、可能なかぎり、中立でありたいと考えています。

そう、申し添えたうえで、どんな歴史家も決して指摘しようとしない、

『あまりにもあからさまな事実』を、いまから、わたしが指摘しようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『朝鮮半島は大日本帝国の版図(領土)なのですよ??』

1939年までの冥王星かに座時代、大日本帝国は、ある種の理想主義を掲げていて、それは「大東亜共栄圏」「八紘一宇」などの言葉で表現されていた。

1910年の韓国併合以来、そこは日本の一部ということになっていたが、それだけではなく、上記の理想主義に基づき、独特の同化政策を採用していた。

 

たとえば、イギリスがインドを植民地にしたとき、

植民地と本国はれっきとした別の存在であり、それが当然。もっぱら経済的利益のためだけに、イギリスはインドを支配し、今後はそのような利益は見込めない、と見るや、支配権を手放す。イギリスにとってインドは、金儲けのための道具にすぎず、だから、まちがっても、イギリス人がインド人に向かって、「わたしたちはひとつだ」とか、「わたしたちは仲間だ」と呼ぶことなど、ありえない。

それに対して――――。

わが国の植民地政策においては、きわめて独特な平等主義が採用され、植民地出身者でも、

『おなじ大日本帝国のひとりの臣民』として、本国(日本列島)の者と平等・対等に扱われることに、なっていた。

まあ、わが国は本音と建前の乖離に激しい国であるから、このような見た目の平等の話は、あまり当てにはならないのだが―――。

とは言っても、かならずしもウソの平等というわけではなく、たとえば、洪思翊中将は、れっきとした朝鮮出身者だが、中将まで出世し、大日本帝国の軍人として、つまり日本人として、敗戦後に戦犯として処刑された。(山本七平氏の著作「洪思翊中将の処刑」による)

 

だから、大日本帝国の領域内に住まう者なら、誰にでも。

有意の者には出世の扉は開かれている―――

――という建前は、かならずしも100%ウソだったわけではない。ある部分では、たしかに、誰もが平等に遇されていたわけだ。

 

でね。

ここまでの話を要約すると、こうなります。

①大日本帝国にとって、朝鮮半島はわが国の一部だった。

②敗戦後、朝鮮半島で戦争が起きてくれたおかげで、日本はボロ儲けできて、経済復興できた。まさしくこれは「神風」だ!

 

 

 

 

 

 

これ、ひどい矛盾を感じませんか??

①を基準に考えれば、自国の一部を戦争で焼け野原にされても、残りの部分が繁栄できたからラッキーだ、奇跡だ、「神風」だ! などと言っているのです。

 

たとえば、静岡-糸魚川のフォッサマグナを境界線として、西日本全域が焼け野原になってでも、東京を含む東日本が繁栄できればそれで良い、などという考えに、だれが共感できるでしょうか??

しかし、大日本帝国として見るなら、実際にそれに類することをやってしまっており。それにもかかわらず、なぜか日本人全員が『敗戦と同時にすべてはリセットされた』と考えているので、いま説明してきたようなことは、だれひとり、まったく話題にもしません―――。

 

 

 

 

 

 

なぜ、こんなことになってしまうのでしょうか?

それは。占星術的に(冥王星時代論的に)言えば、大日本帝国の理想主義は、すべて冥王星かに座時代だからこそ成立したものであり。かに座特有の理想主義は、次の冥王星しし座時代がやってくると、しし座のエゴのまえには、すべて消し飛んでしまうものだからです。

 

冥王星しし座時代特有の、底抜けに欲深いエゴの観点から見ると、

(1)大平洋戦争中は、とにかく版図を拡げたいから、戦線を拡大しまくる。

(2)敗色濃厚になってきても、とにかく敗けを認めるのだけはイヤ。→国土ぜんぶが焼け野原に。

(3)敗戦後、物資不足でとにかく経済の立て直しが急務とされていたとき、近場で戦争が起こってくれて、ボロ儲けできて、ラッキー☆

 

というように。

もはや自分(自国)の目先の利益以外には、なにも考えられなくなっており。

かつて、かに座時代に掲げていた、みずからの高き理想を、そもそもの「自国」の定義すらも崩壊させる形で、取り返しのつかないほどに裏切ってしまっていることに、まったく、だれも気づくことすら、ありませんでした。

 

『生きていくために、仕方なかった。』

『あの状況では、どうしようもなかった。』

という殺し文句が、すべてを贖うものだとでも、本気で思っているのでしょうか―――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある種の理想主義が掲げられても。

決して本気にしては、なりません。

占星術を学ぶあなたに、こう言いたい。

 

『みんな仲間だ』

という、かに座の理想主義が掲げられても、

次なるしし座の自己中心性・利己主義が、かならず

それを打ち消します。

『もっと高く昇りたい』

という、いて座の理想主義は、次なるやぎ座の現実主義が地に落とします。

『すべての個性が尊重される』

という、みずがめ座の理想は、次なるうお座の混沌が、ないまぜにして、台無しにしてしまうのです―――。

 

 

 

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