●転がす技術 弓削徹さん著 | マーケティング・デザイン 家串正美

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ブログで知り合い、何度か一緒の飲み会にも参加している、とは言っても弓削さん自身は呑めないのに、最後まできっちり付き合い、非常に明晰なロジックで我々呑み仲間を唸らせ、時にいい歌声で魅了させ、生まれ浅草と家族や仲間を愛す、そんな弓削さんが書いた本からは、随所にマーケティング的シンパシーを大いに感じながら読ませて頂きました。

読後感は、本当に弓削さんは製造業や作り手の事を敬愛し、時にはそのありようを優しく叱責しながらも、本当に、本当に好きなんだろうという思いでした。
というのも、仕事を通じての案件もあるのでしょうけれど、これだけ多くの事例を足でかせいでいる様子や、そこから根気よく取材し、時に難解であろう専門用語等を分かりやすく換言したのだろうなぁとしみじみ推測したからです。

ノートパソコンの名付け親、弓削さん。さすが「転がす技術」というタイトルや帯風デザイン処理サブキャッチの”ストレッチ”発想というのも、たとえ財布の紐は固く、また、萎縮している手でさえもグィッと手のひらが伸びるようなストレッチなフレーズであります。

と、思いつつも本当は、「なぜ、あの会社は畑違いの環境ビジネスで成功できたのか」というリードコピーをタイトルとして立ててもよかったんじゃないのか?という編集会議が聞こえてくるような気もします。

ああでもない、こうでもない、・・・そんなモノづくり、人づくりのゲンバっていいよね。


(蛇足ですが・・・)
できることなら、ボクが本の装幀と本文をデザインし、レイアウトを組みたかったなぁ。もちろん弓削さんとトコトンとディスカッションして。本文やコンテンツを読むと、こうした方がいいんじゃないのか?という製造業魂(デザイナーも製造業という定義において)に火がついちゃうんだもの。ライク・ア・ローリング・スキル。ヒトにヤサシク、ジブンにキビシイ、カンキョービジネス。

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