詩人:Writer 上杉浩司 -2ページ目

 

 

 

 

 

 

あなたの記憶の中に

入れるのか

入れないのか

それは問題でない

 

ただいつも

私がそんな思考の中に

居ることの方が問題だ

 

あなたが

そんな私に気が付いたのなら

一体どう思うのだろう

 

まさか私が

一日の終わり

次の日の始まりの間の時間の中で

こんなことを考えているとしたら

あなたは一体どう思うのだろう

 

私が初めから

あなたの記憶の中でしか

息づくことが出来ないなんて

とても問題だ

 

そんな私は

ろくな存在でもない

 

そのろくな存在でもない自分に対して

果たして私は

何をしようとしているのであろう

 

これが仮に

私の努力であったとしても

それがあなたの心に触れるはずもない

 

これがあなたが私にくれた

私の一日

私の日常