切なさを勝手に追いかけて
そして嫌われて
普通の人生を
送るつもりで
生まれて来たのではない
常に常に
逆転することを夢見て
決して自分を売り込んだりはしないけど
それでも
意識下では
あなたを追いかけていたことになる
この屈辱を胸にしまい込みながら
今日も
表通りを歩く事に
少し引け目を
少し敗北感を
だって あなたは
表参道にも 裏参道にも居ないから
自然に私も賢くなって
昔の人のように
心に収めることしかできないから
せめてもの慰めに
今日も言葉をいじっています
只、自分が、年を取り
ある程度の人生の
未知な部分を経験しているから
あなたをその中に入れ込んでしまって
少しの希望を持ったりしている
その時点で すでに 私は
敗北者の仮面を
被っているようなもの
ほんとうに
人生なんて
予想も付かない
予想の付く人生など
初めからないのだと
今日 朝 起きて
改めて
自分の不甲斐なさに
気が付く