喪失
喪失の恐れが
ありきたりすぎて
笑えない
笑えないということは
きっと心の中に
人に言えない何かを持っているのだと
その思いが自分自身をがんじがらめに
終いには、自分の感情に反旗を掲げて
人生は本当に難しいのか
簡単な表情をしながら、
私に、近付いて来て、
いつの間にか、私自身をも難しくして
そんな難しい私の人生の間に
あなたの入る場所などはない
多分 あなたは 私の場所に 入る気がないのだと思う
そう結論を出してしまう
その思いが
影となって、私に覆い被さっている
おはよう
さよなら であれば 誰でも言える
それ以外の言葉は
多分 あなたの中には 存在しない
人生ってそんなもんだ
私が喪失と吐いた時点で
わたしはもう敗れているのだと思う
その思考を救う為に
わたしは言葉をずっと探している