それを 思いに | 詩人:Writer 上杉浩司

それを思いに

 

 

 

 

とりとめのない会話の中に

暴力があった

 

決して油断したわけでは

無かったが

 

いつのまにか

二人の中に

何かが入った

 

もう引き戻せない

 

ただ

分からないことは

山ほど

 

今まで生きて来た

人生の知恵も

追いつかない

 

寂しいという言葉も

私を覆ってくれない

 

むしろ

怒りに近い感情が

沸いてくるのはなぜか?

 

二人の関係は

いつのまにか

変化した

 

分からない何かのお陰で

分からない人生のお陰で

 

まず

自分を守れ

守れ切れなかったら

 

あとは

天に任せよ

 

それを

力に

 

それを

思いに