色彩のない日ざし色彩のない日ざし 悲しい事ばかりの羅列で 色彩のない日ざしが全身を覆い 誰も聞いくれないこころのつぶやきを あなた一人が聞いてくれた その光景、 私が喜んでいる姿を見て 他の者たちは我関せずの姿勢でもって 対処していたのですね それが分からないくらい私は子どもでした ただあなたは今も あの時のあなたと同じ、 さりげない存在で私を覆う そして限りない肯定感を持って 私をいつのまにか、遥か彼方の まるでこの世ではないような 地平へと運んでくれるのですね 有無を言わせずに