遠くから
例えば何かを投げて
あなたの場所を確かめてみたい
あなたが
私が投げたものを掴むか掴まないか
それは知らない
多分掴まないだろう
私の前では
私の投げかけた言葉を何回も掴んでは掴んでは
でも
私の見えない場所では
あなたはきっと私の投げたものを
掴まないのだと思う
あなたを取り巻く日常の中に
確かに私の場所はあると思う
ただそれは
私が存在するゆえに
存在するようなものだと思う
私が存在しなければ
するはずもない場所だと思う
そんな風に
ただあなたは私の行動に
あなたを合わせているだけだ
それで十分ではないか
それ以上なにを望むのか
あなたの投げかけは
私の投げかけの反射板
そう認識することで
不幸になるのであれば
そこを見据えて
投げかけよ