何処にも 探す必要も ないのかも知れない その存在を 探すことも ないのかも知れない 移ろいゆく身体と 移ろいゆく心と 移ろいゆく存在と 決めつけてよいのか? 私自身は少しも変っていないのに 初めから変わるつもりもない 移ろうつもりもない 初めから それは本当だ 初めに在ったのは 私自身の 言葉として存在出来ない 想いだけであったのではないのか? その感情の動きに ついて行ってはならない 然り その光輝くものの 正体を見てはならない 然り 探してはならない 何処にもない存在を 何処にもいないあなたを