明晰なものたちへ | 詩人:Writer 上杉浩司

見えますか

 

戸の閉まった窓の向こうに

澄み切った青の空

 

その下に走る

閃光

 

それを手に受け止めるように

私は今 感じています

 

 

それを感じることで

私は季節感を超え

 

宇宙に近づくかのように

自分自身の殻を破って

 

水平線の上に

立つのです