敵者のごとく | 詩人:Writer 上杉浩司




敵者のごとく

あなたが私の前に立っていて

私はその印象に打ちのめされる


打ちのめされる日々がたくさんあって

私は自分の墓標を

そのたびに

作っているようなもの


どうか私のそばに近寄らないで

私の墓標など何の役にも立たないから


ただあなたを際立たせるためだけの

でくの坊


いつまでも いつまでも

あなたに殴られる


まるで弱者のように




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