思い切り!ぐちゃぐちゃ遊び 小見山まゆみです。
今日は、インセンティブ(ご褒美)についてです。
カネギー大学で心理学を研究していデシという人が行った学生を対象に実験です。
2つのグループの人たちに、パズルを行ってもいました。
1日目はどうちらも同じようにパズルを行いました。
2日目に1つのグループにだけ、1つ完成したら報酬として1ドル支払うことにしました。
すると学生たちは小遣いを稼ごうとより懸命にパズルを行いました。
しかし、3日目に報酬を支払ったグループに「資金が底をついたので報酬はでない」と告げました。
すると報酬を受け取ったグループはデシがちょっと席を外すと彼らはパズルに見向きもしなくなっていました。
報酬をもらったグループは、報酬を受け受け取れなければやる価値のないことになってしまいました。
一方、3日通して報酬を受け取らなかったグループはパズルを楽しみ、日を追うごとに完成までの時間を短縮させていきました。
そして、休憩時間や実験の対象でない時間にも、パズルを自主的行っていました。
デシは、4歳児にもお絵かきで実験を行います。
そこでは、お絵かきが大好きだった4歳児たちが、インセンティブのブルーのリボンがないとお絵かきをしなくなってしまうという実験結果がでました。
インセンティブが有効に働く場面もあるかと思いますが、インセンティブにより行う物事へ価値を感じなくなることもあります。
ご褒美をあげようかな?と思った時に、こんな話もあったなと思い出してみてください。