◆「イオンモール大牟田」開業は2010年秋以降、延期を正式表明
福岡県大牟田市岬町に大型商業施設の出店を計画しているイオンモールが、
「イオンモール大牟田」(仮称)の開業延期を正式に発表した。
テナント誘致に時間がかかっているのが原因で、2009年秋の開業予定が
2010年秋以降にずれ込む見通しという。
施設は三池鉱山跡地の約220000m2の敷地に、イオン九州の「ジャスコ」を核店舗に、
延べ床約79200m2、売り場面積約42000m2。シネコンなど約150の専門店が入る計画だが、
興味を示しているテナントを含めても、面積ベースで6割程度しか集まっていないという。
このため、内装工事に着手できず、外壁工事を終えた後は工事を休止するという。
記者会見した山中専務は「商圏として大牟田は魅力があり、撤退はしない。開業が遅れ、
期待していただいていた皆さんに申し訳ないが、2010年度中には開業したい」と述べた。
同市では三井金属が実質約700人の人員削減を進めるなど、雇用環境が厳しくなっている。
イオンモールは2000人規模の雇用創出を表明していただけに、大牟田市の古賀市長は
「撤回ではないのでホッとしているが、雇用の受け皿として大いに期待していたので残念。
景気を考えればやむを得ない部分があるが、一日も早い開業をお願いしたい」と話した。
イオンは、同県に2008年12月オープンしたばかりの「イオンモール筑紫野」でも
テナント集めが難航、自社グループ専門店のスペースを増やすなどして埋めたといわれる。
テナントからの家賃収入はイオンの重要な収益源で、テナント不足は経営を直撃する。
今後、すでに造成工事に入っている2010年末開業予定の「イオンモール福津」や、
計画段階の「イオンモール黒崎」などでもテナント集めが難航するのは必至と見られ、
計画見直しに発展する可能性が指摘されている。
その他、千葉野田市に今春以降のオープン予定だった延床面積約152000m2、
シネコンなど約180店の専門店からなる「イオンモール野田」も
急激な消費の冷え込みから計画の見直しを迫られ出店の一時見合わせを発表した。
また、千葉木更津市に予定の「イオンモール木更津」などの施設についても、
出店するテナントが集まらないことなどから、経済状況に合った店づくりに変更するため
開店時期を来年以降に延期する。
茨城県笠間市の茨城中央工業団地跡に2011年の出店予定だったイオンモールは中止を決定した。
☆イオンが牽引してきた大型商業施設ブームも大不況の中、緩やかに終焉を迎えそうです。
少し前は、同じ物ばかりどうしてこんなにとか思ってましたが、なんだか少しさみしいですね。