生成AIの出現で人工知能は爆発的に進化した。2027年末には決定的な段階に達すると予測されている。
あと数年もすれば自動車を人間が運転することはなくなる。航空機もそうなる。そもそも移動手段を人間が操作するなんていう危険な時代は過去の笑い話になる。工場には人がいなくなる。農業、林業、漁業の現場からも人がいなくなる。医学、医療の分野ですら人間、即ち「医師」が不要になる可能性だってある。人間の多くはすることがなくなる。そして、ごく一部のエリート集団が人類の命運を握る時代になる。2030年以降に生きる人は、そのどちらになるか?であり、エリート集団に入るには高度な知的能力が要求される。その選別が行われるのが大学教育ということになる。
2025年以降、永続的に将来のエリートを育成可能な大学は世界中で200程度しかないだろう。そのことはTimes Higher Educationの世界大学ランキングを見れば歴然としている。日本の大学を含め、ランキングの低い世界中の有象無象の大学は今後10年以内に消滅してしまう。
2030年以降はQuantum Computingの時代だ。その時代になれば人工知能はさらに加速され想像もできないような社会が実現する。その時代のエリート集団に入る必須要件はQuantum Computing関連の仕事ができることだろう。
残念なことに、日本にはQuantum Computingの研究者が少ないためにQuantum Computing関連分野を履修できる大学が少ない。結果として日本の大学生の圧倒的多数はQuantum Computingを大学で履修できず、その結果としてエリート集団には入れないことになる。それを避ける唯一の方法はアメリカの大学に進学することだ。
これからは世界の大学ランキングの上位200校に入ることこそが重要なのである。世界ランキングが600位〜1000位あたりに低迷するような大学に進学することを目標とするのは愚かなことなのだ。
蛇足だが、今後はQuantum Computing人材確保が深刻になるのでグローバル企業はQuantum Computing人材を確保するために世界の上位200大学に何兆円もの膨大な投資をするだろう。そうなれば大学教育は無料となるに違いない。グローバル企業は世界の覇権を握る為に「人材に投資をする」のである。世界ランキング上位200位に入らない大学に「無駄な投資」をすることなど金輪際ないのだ。