ハーバードを含む欧米の名門大学に限らず日本の名門大学の社会科学、比較文学は忌まわしいフランクフルト学派知識人の巣窟と言って過言ではない。彼らの共通点は、伝統社会の「価値観」を根底から破壊することが目的であること、だ。
かって日本の大学を覆い尽くした全共闘などの新左翼と呼ばれる政治思想は他ならぬフランクフルト学派の端くれだ。日本だけではなく世界中のインテリ層は我知らず、このフランクフルト学派の思想に汚染されていると言って過言ではない。
昨今、もっともらしい顔をしてアカデミア、ジャーナリズムなどの分野で「平和」「自由」「平等」を語る連中はほぼ全員がフランクフルト学派のCritical Theoryに汚染されている。
トランプは主敵をハーバードと見定め、彼らを追い詰め、破滅させ、地球上からCritical Theoryを葬り去ろうとしている、のであり「思想革命」を遂行しようとしている、と私は理解している。その影響はやがて東大、京大、日本のマスコミにも及ぶだろう。トランプの思想革命が成就されたならば、世界は「1930年代以前」の「あからさま」な世界に立ち戻るはずだ。そのトランプに共鳴しているのがロシアのプーチンであり、この二人と相容れないのが習近平、EU諸国の指導者、イギリスの指導者だ。日本のアカデミア、ジャーナリズム、政界、官界、財界の指導層、特に日本の東大出身者も、多くがアメリカ民主党の傀儡なのでトランプから見れば「敵」である。