内容が名前を呼ぶ、というだけのメール…

意味深い感じがするが…

猫にすれば…

俺の所在を確認したり、単に暇ですか?と問い掛けの意味合いもある…

でも…

今日は違うようだ…

猫:髪、染めましたね

俺:まぁ…白髪対策だな。最近目立ってきたし…

猫:でも2凄く似合ってましたょドキドキ雰囲気も明るくなって…

俺:何だよ…気味悪いな。お前が褒めるなんて…自分で染めたからムラがあるのは愛嬌って事で煜ワラ

猫:うんゃ…前の黒髪より今のとみ○サンの方が好きですょドキドキ

俺:フフッ淲ありがとよ



そんなやり取りがあった…

でも…

俺は薄々感じていた…

今、猫は本彼に放置されている期間だ…

実は…【名前呼び単発メール】は暗黙のサイン…


ふぅ…

さて…

どう動くか…

恥ずかしながら…

歳甲斐もなく…

俺の胸は…
ドキドキしている煜
遡るが20日に辞令が出た…

勤務先…

3F【認知症専門棟】

今は2Fで上に行くだけだが…

もう…

猫と勤務が被る事は無くなった…




猫は言う…

「遠くの関連施設じゃなくてよかったですね…」

「でも…」

俺「でも…?」

猫「さみしぃですょ

俺「本当かよ?」

猫「もぅ…信じてくれなぃならいぃです」


俺「まぁ俺が居なくても…お前は大丈夫だよな」

猫「とみ○さん」

俺「何だ?」

猫「上に行っても仲良くして下さいねドキドキ




俺「望むところだ煜」
後輩のオトから…

夜勤中にメール…

俺:珍しいな…どした?

オト:何か久しぶりにとみ○さんと話したぃかんぢ煜ワラ

俺:へーお前…パチ屋の彼に夢中じゃなかったっけ?俺はもう…お前にとっては過去の人ダロ?

オト:9月に別れたよ煜ワラ

俺:絵文字間違ってないか?

オト:辛かったケド…今は平気…

俺:相変わらず復活が早いな…お前はホムンクルスか…

オト:何ソレ?意味わかんなぃ…

俺:で、アレか…結局暇なんだろ?

オト:そだよ淲付き合ってよ!

俺:あーそれは、今晩俺とメールのやり取りする事を付き合えという事か?

オト:当たり前ぢゃん!それともアタシとリアルに付き合ってくれるの?

俺:いゃいゃ…そういう展開ではない。

オト:ちっ…つまんないの


オトは仕事もテキパキ熟すし、スポーツ万能…
こんな施設で介護職やらせておくのは勿体ない人材…

お子ちゃまだけどな…