娘と鎌倉デート・長谷寺「和み地蔵」
この国以外の、風の中に立ちなさい。
世界を自分の目で見ることからはじめなさい。
そこには君がインターネットやテレビで見たものとは
まったく違う世界がある。
目で見たすべてをどんどん身体の中に入れなさい。
そこに生きる人が何を食べ、何を見つめ、何を喜び、
何のために汗をかき、なぜ泣いているのか見なさい。
ともに食べ、ともに笑い泣きなさい。
それだけで十分だ。
『伊集院静の流儀』より
ようやく同じ場所に立てたね。
ちょっと前まで、小学生だった次女、七海が
今は高校生で18歳、就活中だ。


もしかすると、歳をとるのは楽しいことなのかもしれない。
歳をとればとるほど、思い出は増えるのだから。
そしていつかその持ち主があとかたもなく
消えてしまっても、思い出は空気の中を漂い、
雨に溶け、土に染みこんで、生き続けるとしたら...
いろんなところを漂いながら、また別のだれかの心に、
ちょっとしのびこんでみるかもしれない。
時々、初めての場所なのに、なぜか来たことがあると
感じたりするのは、遠い昔のだれかの思い出のいたずらなのだ。
「夏の庭」湯本香樹実
