世界一、面白い、クレイジーな人の集まる「みんなの旅」会員に! | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

世界一、面白い、クレイジーな人の集まる「みんなの旅」会員に!

   パウロさんの夢を引き継ぐ新生ビンティ・ヒュッテ-----。
   それを実現するのも、裕也たちにとっては新たな頂への挑戦だ。
   しかし臆する気持ちはいまはない。
   そもそも人生そのものが、それぞれにとっての未踏峰なのだ。
   
「未踏峰」笹本稜平(著)

 

こんにちは、「地球探検隊」隊長の中村です。
一昨日10/27号のメルマガは言葉足らずで、賛否両論の反応がありました。

会社を設立して20年、
「旅で人を元気にしてハッピーにする」という事業目的が
ブレたことは一度もありません。
実際、探検隊の旅で、隊員たちを、ずっと元気にしてきたという自負があります。
直近のジープ島の旅で、初めて探検隊の旅に参加した50代の方からも、
「人生最高の旅でした」と、言われました。
その目的を継続的に実践するために、手法を変えるというのが、
今回の会員組織「みんなの旅」なのです。
一つ一つのツアーから収益を得る今までのやり方では生き残れない」と思うのです。

ただ、20年も続けた事業形態を変えることは想像以上に大変だと身に沁みました。
だからこそ、チャレンジのし甲斐があるのですが。
もし、この仕事が最初から、多くの人に簡単に理解されていたら、
ここまで続けてこられなかったと思います。
多国籍ツアー手配を主な事業として会社を立ち上げた時は、
今以上に親の理解を得られなかったのです。
隊員(お客さん)の9割以上が学生だったからです。

世界中から参加者が集まる多国籍ツアーは、
ほとんどツアーキャンセルがありませんでした。
少人数制のため、逆に、半年以上も先のツアーが満席になることもありました。
世界中に広がる代理店網が、それを可能にしたのです。

今、時代が大きく変わり多国籍ツアーよりも、日本人同士で行く
「大人の修学旅行」に
人気がシフトして、参加者も学生から社会人中心になりました。
マーケットが日本人に限定されたため、
一番悲しいのは、ツアー催行人数に達せず、ツアーが催行されないことです。
たとえ一日でも、その日しか、あるいは、その日程しか参加できずに
会社に休みを申請しても、当社の力不足で参加できない人がいる・・・
これほど辛いことはありません。

夏の事故があって、1カ月間も日本にいなかったことで、
多くの国内外のツアーがキャンセルになってしまい、
旅を楽しみにしていた多くの隊員をガッカリさせてしまいました。
そこで、思いました。
事業形態を変えない限り、今まで通りの事をやっていては、
「地球探検隊」は21周年を迎えられないと。
いくつになっても青いことを言っていると思われていますが、
私は一生青臭いことを言って実践していこうと決めています。
ただ、夢だけではメシは喰えないし、しっかりとした経営基盤がなければ、
すべて夢物語で終わってしまいます。
そこで、考えたのが、旅行会社から会員組織の業態変更なのです。


会員組織にするのは、「旅で人を元気にハッピーにするのことを続けるために」
という課題をクリアするためです。
損益分岐点を考えてツアーキャンセルにしないこと、
ツアー費用をできるだけ安くして参加しやすくすることが
主目的なのです。極端なことを言えば、「私と一緒に旅したい」という人がいれば、
たった一人でも同行して旅をしたいと思ってます。
つまり「決められた旅程で最少催行人数を決めて、集まらなければ、
またツアーをつくればいい」
という旅行業界のあり方を改めたいのです。
旅は、申込んだ人にとって、もっと夢のあるものだし、
人生を変えるほどの力を持っていると信じているからです。

「あることをしたい!」に興味を持ったグループが自然発生的に集まって、
その中から最大公約数的に日程も決まり、
これだけ集まったから、これくらいの安い費用で旅できるというのが、
本来のあるべき姿だと思っていますし、
そこが、私の目指すべきところです。
それを実現する「コミュニティアプリ」をみんなで一緒につくっていきたいのです。

現在、見切り発車して国内外のツアーは割引料金を適用していますが、
この会員組織「みんなの旅」は会員割引料金を考えると、
1,000人集まって成り立つ料金なので、
本来1,000人集まらないとスタートできなかったのです。
1,000人達成が近日中に実現できない今、必然的に、ある一定期間、
無料でアプリを使用できるようになります。

そこで、ツアープランを持つ、旅行会社を経営する高萩さんのような
プロもアマチュアも関係なく、
国内にツアープランやイベント企画を持つリーダーに、
まず会員になってもらって、ビジター料金と会員料金で
ツアーやイベントを提案してもらいたいと思っています。
隊員が楽しめると思ったプランを地球探検隊が全面的に後押しします。
隊員には、しばらくは会員になるかならないかを選択できるようにしたいのです。

少なくともリーダーシップをとって、ツアーを企画できるプランナーは
地球探検隊と関わる人の中で、全国各地に
いると思います。そのまだ、多くの人が知らない人や場所に連れていく
ことができるのも地球探検隊の役割だと思っています。
日本全国、面白い人や場所、素敵な人や場所がまだまだあるはずです。
そこにスポットを当てるために「地球探検隊」は全力で告知、集客して、
関わった人をハッピーにしていきたいのです。
沖縄から北海道まで、スポットを当てたい人や場所がたくさんありますし、
隊員からも、どんどん紹介してほしいのです。

その人的基盤は、この20年でつくってきたと思っています。
それこそが、「旅はどこへいくかではなく、誰といくか」に
こだわってやってきた「地球探検隊」の経営資源であり、
探検隊にしかできないことなのだと。


今回のメルマガは参加隊員向けに書きましたが、おもしろい反応がありました。
入会者は「夢を託したい」と思った地球探検隊の旅に参加していない50代の人が
一番多かったのです。

私も、もうすぐ55歳になるからわかります。
残りの人生、あと、どれくらいアクティブに動けるだろうかと考えます。
最近、旅の頻度が増えて、すっかり元気になった私でも、今と同じように、
5,895mのキリマンジャロに登頂したり、
モンゴルの大草原を馬でかっ飛ばすなんて、あと15年が限界かなと思います。
30年後の85歳には、生きているかどうかもわかりません。笑

この年になると、「何か自分が生きた証を残したい」と思うものです。
それは、自分がこうしたいという思いよりも、誰かの役に立ちたい、
必要とされたいという気持ちです。

それこそ、前回ブログへ引用したヘミングウェイのように思って
人生最後の日を迎えること。

   わが人生は、ほんの一行で要約できるだろう。
   そう、私は生きることを十分に楽しんだと」
   ヘミングウェイ


これは自分だけが楽しんだのでは、出てこないセリフだと思っています。
自分に関わった多くの人を楽しませて、
初めてこういうセリフが言えると思っています。

ですから、何度も言います。
「旅で一人でも多くの人を元気にハッピーにするためには、
しっかりとして経営基盤をつくらなければ実現できないこと。

そして、多くの人の夢を実現するためには、
一人でもツアーが催行できる仕組みをつくること、
お金のない若者に一人でも多く体験してもらう安い料金で提供するための
仕組みをつくること
これが、今、なぜ会員組織にするかという私の意志です。


昨年11月、学生限定のジープ島の旅をして、思いました。
若者が旅をしなくなったと言われている今も、
実際に体験したら昔と変わらなかったのです。
たまたま周りにアドベンチャーを体験した大人や若者が少なかっただけで、
少年少女の心はまだ誰もが持っていて、元気な若者はたくさんいると。
その機会がないだけなんだと。だから、その機会を私がつくっていきたいのです。
次世代の子供たちを元気にするためには、
今の若者から大人までを元気にすることなんだと。

「冒険せよ!」と言ったら、「それが就活に役立ちますか?」と言い返された、
75歳の世界的に有名なカヌーイスト、野田知佑氏の意志を、
私らしいやり方で、今の若者の眠っている意識を呼び覚ましたいと思っています。
世界はもっと面白い、世界はもっと美しい!世界は生きるに値する!

世界や冒険にはリスクはあることを踏まえた上で、
今、社会に蔓延する格差や偏見のない
サンクチュアリ(聖域)をつくりたい・・・
夢や希望を抱いても、青いと嘲笑される若者の夢をつぶさず、
みんなが応援する応援される世界をつくりたい
夢をあきらめ、希望を捨てるのが簡単な世の中だからこそ、
どんなに現実が厳しくとも、何度絶望しても、
生きる喜びと未来へ踏み出す勇気と希望を与え続ける人に、私はなりたい。


そして、私は夢想します。
「世界一、面白い人が【みんなの旅】っていう会員組織に集まってるみたい。
会員になると、老若男女みんなワクワクしてて勇気と元気もらって、
今まで想像もしなかった世界が広がるみたい。会員5万人だって」

そんな日が来ることを!

青臭い理想論だと一蹴するのは簡単です。
大いに青臭くて理想的な世界観を一緒につくっていきましょう!
一緒に旅を、世界を変えていきましょう!
あなたと共に、心は一生青春でいたいと思っています。
毎日が人生の未踏峰に挑戦です。

我こそは、こんな旅やイベント案があって世に問いたいと思っている人、
そこを参加しなくても見守って元気をもらいたいと思っている人も、

あなたの入会、心からお待ちしてます。

「地球探検隊」隊長 中村 伸一
 

ここで、会員組織「みんなの旅」入会者の言葉を掲載します。

圧倒的に多い「陰ながら応援してます!」という声の中で、
動いてくれた人がいました。

  ありゃ、1人でしたか!?
  みんなの旅、まだ登録してないですが、
  私も妻の了解もとれたので(笑)賛同・入会しますよ!
  そんな人いっぱいいるはずですよ、隊長!!
  ひさびさに楽しそうな企画が、と思い、旅には参加できそうにはありませんが、
  お小遣いで夢を見ようと思いました(^^)
  あと、せとうちツアープランが途中になっていて申し訳ありません。
  やり直します!
  いま、地元観光に携わる限り、 職場を、旅する人たちの視点を入れた
  カタチヘシフトできるよう、
  記憶に残る旅のお手伝いができるよう試行錯誤しております。
  隊員あきら



  旅を生業とするものとして、好きではない言葉=消費者
  (旅を消費されてしまうのは嫌だ)、
  もうひとつ好きではない言葉=旅行商品(旅は商品ではない、
  旅は損得ではなく、形のないプライスレスの永遠の価値)。
  今、日本でこの価値観を共有し、実践している仲間は恐らく
  私が知る限り地球探検隊の中村隊長しかいません。
  若い人にはもっと冒険して欲しいし、
  年を重ねた方にも新しいことにチャレンジして欲しい。
  そのためには最少催行人員とか、
  ツアーキャンセルとか、損益分岐点とか、そう言った概念をやめてしまいたい。
  それが中村隊長と私の夢であり願いです。
  中村隊長はきっとそれをやってくれると思うのです。私も背中を追いかけます。
  そして隊長が飲んで終電で寝過ごしている間に、追い越します。(うさぎと亀)
  経済合理性とかそういうことをすっ飛ばして、
  こんな不思議な会社が存在し得ていることに、
  日本の未来そして無限の可能性を感じます。清き一票を。
  高萩徳宗


  今日たまたまFBで高萩さんの記事にIDEAのインタビュー記事があって
  拝読していました。
  あらためてお二人のインタビューを読んで想いに共感していたところ、
  隊長のFB記事がちょうど高萩さんのことであり、
  不思議なタイミングだな~と思いました
  1年前にお二人の講演会に参加させていただいたのですが、
  今思うとお二人はすごすきました!
  私の主婦目線の旅好きとはやっぱり違う・・と恐縮してしまい
  陰ながら応援するほうに回っていたのですが、
  高萩さんの「夢を託す」という言葉に「そうか、参加しなくても
  夢を買えばいいんだ」と思ったんです
  なので私も旅と経験が大好きなひとりとして「みんなの旅」に
  入会させていただきます(^^)

  私も元気をもらえました!ありがとうございます
  また会いに行かせてくださいね
  草なぎ
  
blogにも詳しく書いてもらいました。

  
  二人ならきっと旅行の概念を変えてくれる‼️
  旅行業界の異端児お二人から学べる環境に感謝しながら、
  いつか自分も自分らしく
  この二人の変人を超えたい!と思います。
  まだまだ足元にも到達できていませんが。。。汗
  みんなで旅を変えましょう‼️
  隊員まさや


  「私、いま本当に感じてるんだよ。生きるって楽しいことなんだって。
  無条件に楽しいことなんだって。こんなふうに感じるの、生まれて初めてだよ。
  (中略)
  「幸福は他人から与えられるものじゃない。誰かから盗みとれるものでもない。
  自分の心のなかにもともと火種があるんだよ。幸福になれるかなれないかは、
  それを自分で燃え立たせられるかどうかで決まるんだ。
  パウロさんがおれたちに教えたかったのは、そんなことだったような気がする。
  いまここでおれたちが感じていることがまさしくそれなんだ」
  (中略)
  「山から降りたら、また嫌なことがいっぱいあると思うけど、でももうそんなこと
  気にしないでやっていけると思うの。私も裕也の言うとおりだと思うから」


  「未踏峰」笹本稜平(著)