「娘の就職先内定にホッとした」
親離れといい、子離れというけれど、
それは決して別離ではない。
むしろ親子が新たな距離感を獲得する契機なのだ。
「主夫になろうよ!」佐川 光晴(著)
水曜定休日の昨日、高3の長女、未空(みく)の
就職試験の発表がある日だった。
昼になっても、娘から、かかってくるはずの電話がない。
思わず、携帯に電話すると留守電にもならない。
「手応えはあったよ。たぶん大丈夫!」
そう言ってたけど、もしかしたら・・・・・・
電話がないまま20:00になった。
ようやく、未空が帰宅した。
「どうした!?」
「パパ、生徒会の仕事が忙しくて電話できなくてゴメンね。
それに、友達でまだ結果発表のない子もいて、自分だけ喜べなくて。
わたし、受かったよ!笑」
未空が小学低学年の頃から家族で通い続けてた商店街の人気店で、
オレもお気に入りの「食堂」に内定!
母方の祖父母のお墓が近くにあるのだ。
そこに娘は縁を感じていたが、途中、気持ちが揺れ動き、
「大好きなお店だけど、スタッフになるより、
お客さんでいたほうがいいようにも思って・・・どうしよう」
って、第一志望にするかどうか迷っていた時期もあった。
「隊長って強運の持ち主」ってよく言われるが、
いつも、オレは祖父母に守られてるように感じている。
これだけ旅を続けていて、一度も大怪我も病気もしていないのは、
祖父母のおかげだと勝手に信じている。
だから「ありがとう!」を言うために、家族でお墓参りはかかせない。
今回も、気持ちを落ち着かせるため、娘はお墓参りをしてから、
就職試験・面接に臨んだらしい。
問題は就職してからだが、まずは「おめでとう!未空」。
就職試験なんて宝くじみたいなもの、
採用されないのがあたりまえなんだよ。
向こうはあなたのことをすべて知ったうえで
ノーと言ったわけじゃなくて、たまたまちょっとした要素で
ほかの学生を採用した、というだけじゃないの。
「就職がこわい」香山リカ(著)