「ありのままの自分をさらけ出してください」
何かを選んで選んで選び続けて、
それを1個ずつ、
正しかった選択にしていくしかないんだよ。
「武道館」朝井リョウ
「大人の修学旅行」に初めて
トランスジェンダー(MtF)の隊員が参加した。
参加者全員が学生も初めてなら、全員が初めて探検隊の旅に参加・・・
それでも、
価値観を共有できていたので、本当にステキな仲間が揃った。
<地球探検隊が最も大切にしている旅のコンセプト>25か条
「旅は手段であって目的ではない」「旅は終わってから始まる」を
見事に体現できた旅となった。
まずはMiKUの旅の感想からシェアしたい。
お名前:MiKU
地球探検隊ツアー参加歴: 1回目
ツアー名:大学生の修学旅行(ジープ島貸切)
2015年10月29日~11月2日まで。
参加者15名 (男性8名・女性7名/隊長含む)
<ツアー中の宿泊場所について>
屋内で布団と枕があったので快適に眠れました。
想像していたよりもしっかりした作りで、安心できました。
<ツアー中の食事について>
パン、ご飯、おかず、どれもとても美味しかったです。量も満足でした。
<旅の思い出/感想>
地球探検隊の隊員たちは、ありのままの自分を受け入れてくれます。
そういう人が集まっています。ぜひありのままの自分をさらけ出してください。
私はトランスジェンダー(MtF)で、日常生活では常に生きづらさを抱えています。
大学では男として、プライベートでは女として過ごしていますが、
街中での視線や化粧室への入りづらさはストレスです。
しかし隊員たちはそのような私を当然のように受け入れてくれ、
私も何も気にすることなく楽しめました。
ある隊員は一緒にお風呂に入ってくれたり水着を貸したりしてくれました。
自分たちで島を貸し切ったからこそできたことで、
旅に来ていなかったら一生できなかったかもしれない経験でした。
Jeep島から帰国して3日目の夜。
夢のような日々はあっという間で、
日常生活へと引き戻された。
仕事が溜まっていたので、
自宅の最寄り駅に着いたときにはもう日付が変わっていた。
駅から自宅までの、いつもの道を歩いていた。
「あの星空は綺麗だったな」
そんなことを思い返しながら、ふと空を見上げた。
どうせ星なんて見えないのに、と思いながら。
そこで私は息を呑んだ。
星が見えた。
想像以上に星が見えた。
さすがにJeep島でのように何千何万という数は見えないし、
明るさだって大したことはない。
それでも外灯の間の比較的暗いところからは、
30くらいは星が見えた。
正面には冬の星座の代名詞、
オリオン座が輝いていた。
東京では星は見えない。
そんな風に思っていた。
私の住んでいる横浜だって、大体同じだ。
でもそれは見えなかったんじゃない。
見ようとしていなかったんだ。
駅前や大通り沿いでは見えなくても、
少し歩けば意外とたくさんの星が私を迎えてくれる。
子供の頃は当たり前のように一番星を探したり、
星座を探したりしていたのを、
いつの間にか忘れてしまっていたのだ。
次の旅は私に何を教えてくれるのかな。
MiKU
11月7日(土)
俺がトークライブをやるイベント
にMiKUが来場してくれた。
「photo by Hidenori Nonaka」
打ち合わせもなく、いきなり
「俺と一緒にステージ上がって、ちょっとだけ旅の話をしてくれない?」
という無茶振りに、応えてくれた。
隊員の生の声が、一番、探検隊の旅を伝えられると思う。
モンゴルに行った隊員まなぶも加わって、隊員と一緒にトークできたのが何より嬉しかった。
「旅は終わってから、始まる・・・」
「photo by Hidenori Nonaka」
生きてゆく人間というものは
二十三歳ののちに
四十三歳になって知る。
二十三歳の自分はなんと若く、
熱を帯びていたのだろうかと。
しかし、やがて五十三歳になって知る。
もし自分が今、四十三歳ならば
なににでも新たな挑戦ができたのにと。
そして六十三歳になり、さらに知る。
五十三歳の自分は、
三十三歳と変わらぬほどに、
なんと若かったのだろうかと。
「ツ、イ、ラ、ク」姫野カオルコ