「私いまモンゴルの大草原を馬に乗って走ってる!!(2)」
前述のつづき
乗馬3日目。キャンプ地へ向かう長い道のり。みんなからだいぶ遅れてしまい、
地平線の先まで姿が見えなくなってしまった。この子を信じるしかないんだ。
みんなのところへ連れてってもらわなきゃ。信じよう!そう思ったとき、
後ろにいた少年バインが追い立てる。速足からギャロップに変わった。
このとき初めて怖くないって思えた。私の視界には誰の姿もなく、
見渡す限りの大草原。
「私いまモンゴルの大草原を馬に乗って走ってる!!」
初めて実感した瞬間だった。後ろにはバインがいたけど、
振り返る余裕なんてないので、
「私いま生きてる!!」
本当に最高の瞬間だった。大感動の涙はしばらく止まらず。
みんなに追いつくと隊長が気付いて「どうした?」と声をかけてくれた。
隊長の心配そうな顔。
初めて怖くなかったこと、気持ちよかったこと、大感動したこと。
いろいろ伝えたかったけど、「嬉しくて…」と言うのがやっとだった。
それでも隊長には伝わって、一緒に感動してくれてるのが嬉しかった。
そのあとも体力がもたず、一人息があがってたりして、
何度となく降りようかと思ったけど、
結果的には最後まで乗り切ってよかったと思ってます。
やっと慣れてきたところで終わってしまったので、またいつかリベンジしたい!
普通の観光旅行と違って体験する旅。自らと向き合う旅。
だからこそ出てしまう素の自分。
24時間、常に団体行動。一人でいるのが好きな私には後半つらくなってしまっていた。
馬に乗れないことも拍車がかかって…。夕飯後、みんなが団欒してる中、
一人外に出て星空をボーっと眺めたり。朝も抜け出して外の空気を吸いにいったり。
私、輪を乱してるなーと思いながらも、
心はいっぱいいっぱいでどうすることもできなかった。
帰ってきてから掲示板に心の内をみんなに打ち明けた。
すると、続々と返ってくる温かい愛あるメッセージ。
自分のことしか考えてなかった自分が恥ずかしくなった。
今回の旅で自分の嫌な部分がたくさん出てしまって、
また自分を嫌いになりそうだった。
でも、「あれだけ落ちたのに乗り続けたのはすごいよ」とか
「強いね」なんて言ってくれる仲間がいる。
私にとっては普通のことだったけど、認められたようで嬉しかった。誇らしく思えた。
—* 旅は終わってから始まる *—
今、まさに始まっています。
この夏、このメンバーと出逢えて本当によかった。
隊長、ありがとうございました!!
隊長、ありがとうございました!!
孤独は
人を成長させてくれる最良の教師
寂しさは
人を堕落させてしまう最悪の仲間
何かしようとすればするほど
人は孤独を感じるもの
その孤独感があるからこそ
創造性が生み出され
成長のチャンスを活かせ
光明を見いだせるようになる
しかし
孤独を寂しさに変えてしまうと
何か(誰か)で埋め合わせしようとして
へんなモノに心が奪われ
単に甘やかせてくれる人に惹かれ
その何か(誰か)に依存し
やがて
創造力も、成長のチャンスも、本当の幸せも…
生きる力そのものも失わせてしまう
寂しさをまぎらわせるのではなく
ちゃんと
孤独と向き合わない限り
本当の仲間はあらわれず
本当の自分の道は進めない
小田真嘉




