「南米ボリビア・ウユニ塩湖から、ただいまー!」
良い時も、悪い時も
同じ態度で接してくれた人だけ
信じられるんだ
そういう人と一生つき合っていきたい
落合 博満
「塩のホテル」ルナ・サラダから朝焼けと月も見て・・・
鏡面では見られなかったけど、
これが、10人揃って見られたことが、
何か偉大な存在を感じた・・・。
トラブルはイミグレーション(入国審査)から始まった。
「finger print(指紋)の照合に問題がある」
イミグレーションで初めて別室に呼ばれた。
接続時間、2時間あった入国審査だったが、
あまりの長蛇の行列に
「ダラス17:40発は急いで下さい」と言われて優先審査中
でオレには時間がない・・・
搭乗時間の17:10になっても、オレは別室で取調べ中・・・
「この便に乗れなかったら、マイアミ・ラパス間で
仲間と会えない、オレはツアーリーダーなんだから・・・」
と言っても、まったく取り合ってくれない。
しかもマイアミ・ラパス搭乗時間がマイアミ到着時間で
この便に乗れなかったら、完全にアウト!
(国際線の場合、出発1時間前が搭乗時間なのだ)
最後は完全に人違いらしく、入国審査官同士が笑いあっていた。
たくー!笑っている場合じゃない・・・
猛ダッシュでセキュリティーチェックを抜け、ターミナルを
乗り換えてゲートに到着したときは、出発時間を3分過ぎた
17:43分だった。
喉カラカラ・・・
オレは何とか間に合ったが、シカゴ行きの5人の隊員たちは
シカゴ線が遅れたことで、シカゴ・マイアミ到着が4時間遅れて
ラパス行きがマイアミ1泊の翌日になった。
ところが、翌日のマイアミ・ラパス行きが1時間遅れて、
オレたち先発隊のラパス・ウユニまでのフライトにも
間に合わなかった。
遅延隊5人は飛行機45分の距離を、
陸路で10時間かけてくることになった。
オレたち10人が揃ったのは、3日目の18:30。
遅延隊の5人は、日本を発って、ほぼ4日間移動していたことになる。
その間、着替えもできなかったのだ。
3日目、
先発隊5人で見たウユニ塩湖は、強風のため、さざ波がたって、
10人が揃った4日目、絵に描いたような快晴で無風になり、
これだけのトラブルがあっても、遅延隊の5人は、誰一人
ネガティブなことを言わなかったという。
このことがあったからこそ、仲間との絆が強くなったと
むしろ徹底的にポジティブ。役割分担も自然とできて
みんなの出番があった・・・
初めて参加する人も多かったのに・・・
これが地球探検隊の旅。
「旅を楽しめない人は人生を楽しめない」
一人では
どーにもならん事でもさ、
誰かと一緒にがんばればクリアできる問題って
けっこうあるんだ。
そうやって力をかりたら
次は相手が困ってる時、
お前が力をかしてやればいい。
世界ってそうやってまわってるんだ。
「3月のライオン 3」
羽海野チカ











