「海外で隊員が緊急手術・・・」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「海外で隊員が緊急手術・・・」

   「有る」ことも恐れず、また「無い」ことも恐れまい、
   仕事のためには、
   なに事をもなげうつ決意が必要であると同時に、
   なに事にも邪魔されざる決意がなくてはならぬ。
          「山本周五郎戦中日記」

先週木曜日の晩、「内モンゴル騎馬遠征隊(アルシャーント牧場)」の旅より帰国した。
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7日間の旅が12日間になったのは、入院した隊員にずっと付き添っていたからだ。
隊員の一人が落馬、
肋骨のヒビが原因で気胸(ききょう)になって内モンゴルで緊急手術をしたのだ。

オレが同行した「大人の修学旅行」で隊員が海外で手術というのは初めての体験だ。
本人に代わって徹底的に保険会社と話したことで
学びや気づきの多い旅だった。

入院した隊員もプラス思考の女性で我慢強さや勇気を分けてもらっ た・・・。


隊員いとっちは草原で4回も落ちたにもかかわらず笑顔で乗馬していた。
5回目に落ちたのがアスファルトの上だった。
道路脇を歩いていたら大型トラックに驚いた馬が跳ねたのだ。

それでも、隊員いとっちは、
「怪我をしたことで人の優しさに気づけた良い旅だった。
両親には反対されると思うけど、また来年も行きたい・・・帰りたい」
そんなふうに語ってくれた。
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病院で医師や家族や保険会社と話すときに、いつも判断基準にしていたのは
「自分の娘だったら、どうするか」だった。
内モンゴル3日間、北京2日間、計5日間の入院生活で本当の家族のように感じていた。
それが、彼女のご両親にも伝わって嬉しかった。
フェイスタイムでテレビ電話のように、ご両親やお兄さんと話せたからだ。
「常に自分の娘だったらどうするかを基準に動きますので安心してお任せください。
隊員はオレにとって親友であり家族なんです」

オレは日本から北京に派遣された医師、看護師、隊員いとっちと一緒に帰国。
いとっちは羽田に待機していた救急車で両親と病院へ直行した・・・。

今回のことで保険加入の重要性を痛感した。
本人が一時立替たのは驚くほど安かった内モンゴルでの手術代を含む入院費だけ。
たとえば、北京から内モンゴルへ医師・看護師を派遣した費用・往復の移送費、
(内モンゴル自治区・黄旗から北京までは救急車で6時間もかかった)
北京での入院費用、日本から派遣した医師・看護師の宿泊代、交通費、
北京・羽田空港までの送迎費など、
すべてキャッシュレスで保険会社がカバーしてくれたのだ。

一時立て替えている救援者であるオレの宿泊代・交通費、
さらに180日を限度として日本での入院費も保険会社から支払われるのだ。

いとっちは、今週月曜日に日本の病院を退院して昨日、抜糸した。
順調に回復しているようでホッとしている。

今回のことで内モンゴルが、さらに好きになった。
内モンゴル自治区・黄旗の街にいた間、
何人ものモンゴル人が病院に見舞いにきてくれて
シャイで優しいモンゴルスピリットに触れることができた。
いとっちが涙ぐむ度にオレもウルっときた・・・。

日本に帰国してからも何度かいとっちと電話で話した。
ほとんど声が出せなかった彼女がどんどん張りのある声になっている。
今、そんな元気な声を聴くのが楽しみだ。元気な顔、早く見たいな・・・
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   振られたサイコロの目で 生きていくしかないのだ。
   どんなサイコロの目でも、
   それを受けとめて 生きていくしかないときがあるのだ。
   負けないで生きてほしい。

    「いいかげんがいい」 鎌田實