「最終日の夜、別れを惜しんで、泣いてしまった・・・」
転んだ時にはいつでも何かを拾え。
オズワルド・セオドア・アベリー
「内モンゴル騎馬遠征隊(アルシャーント牧場)」の体験談を続けてシェアしたい。
「内モンゴル騎馬遠征隊(ホンゴルアイル)」に参加経験のある隊員やすこ、
乗馬初日に馬が暴走して怪我をしてしまった・・・
<旅の感想>
最終日の夜、皆で馬飼いさんや牧場の人たちとの別れを惜しんで、泣いてしまった程、
本当に楽しくて忘れられない旅だった。 行って良かった!!
見渡す限りどこまでも、続く地平線の中での生活、
地球儀を真っ二つに割ったような半球状の青空、星空、天の川、
夕日で金色に染まる草原、朝日でピンク色に染まる羊たちの背中、
カラフルな草花、丘の頂上からの景色、
砂漠の中の笑顔と温かさ、歓迎してくれた村の人たち。
全力でサポートしてくれたスチンさん、イラッタさん、
チーム「スキャンダル」の皆とのエピソードが
思い出すと心が温かくなり、今でも涙が出そうになります。
今回、お世話になった「アルシャーント牧場」は出来たばかりで、
観光客自体の受け入れが初めてで、まして外国人は初めて。
『 だからもちろん、馬も現地以外の人を乗せるのは初めてだし、
馬飼いさん&牧場の人も乗馬ツアーをするのが初めてという状況だった。
だから、当然のこと、初日からツアーがスムーズにすすむということはなく、
馬たちが遠くにリーダーの馬をみつけて走り出し、メンバーが次々と振り落とされたり、
あちこち好きな方向に行き、バラバラになったりした。
一方 私はというと、昨年 ホンゴルアイルへ行っていたので、
鼻唄まじりで余裕で歩いていたら
突然、馬がギャロップして止まらなくなり、
かなりの長距離をギャロップし続けた後、派手に落馬・・・。
昨年はトロットまでしか体験していなかったから、あまりの恐怖と傷の痛みと頭痛に、
初日の夜は寝込んでしまった。
そして、2日目。 馬もメンバーもお互いに慣れて、信頼関係をつくるために、
隊長の提案で乗馬せず自分の馬を引いて、
一緒に草原を歩いていく時間を作ることになった。
2日目から馬は変えてもらったけれど、新しいパートナー「モルディ」と仲良くなりたくて、
一緒に歩いて、頭などを撫でて、話しかけて、とにかく、コミュニケーションをとった。
そして2日目は、1日中、馬引きをしてもらい走り、恐怖感がなくなっていった。
他のメンバーもそれぞれ 徐々に自分の馬とのコミュニケーションがとれ、
慣れていったように思う。
それでも、走るペースや方向はバラバラ。
結局、3日目までは、牧場の見える範囲での乗馬だった。
乗馬4日目、5日目は少し、遠出をすることが出来た!
小さな丘をいくつも越え、丘の頂上から眺めた大草原の果てしない景色は、
本当に気持ちが良かった。
何より、あれだけバラバラだったのに、皆でまとまって走れたこと。
お父さんたちに追い立てらながらも、トロットで丘を駆け上がり、風を感じられたこと。
すごく、嬉しかったです。
今回の旅で、何より心に残ったのが、人の温かさ。
落馬した次の日、昼間、牧場のおばあちゃんが、お出かけから戻ってきて、
何やらこちらに近づいてくる。
手にいっぱいのお花を持って。
なんと、そのお花は、私へのお見舞いのために草原から摘んできてくれたそう。
それを聞いたら、涙が止まらなかった。
(落馬した夜もお母さんがお粥を作ってくれたりと、落馬をして、
そして、毎日、上手にいかず、頭を抱えながらも笑顔を絶やさず、
明るく、私達と積極的にコミュニケーションをとり、
本当に本当によくサポートをしてくれた馬飼いさん達。
お宅に招待してくれ、家族全員で温かく迎えてくれたバテちゃん一家。
牧場主で、乗馬のサポートから滞在中まで、
快適に過ごせるようのもてなしてくれた、ビチェクト一家。
毎日、顔を出して、私達の様子を見に来てくれた村長。
お祭りで歓迎してくれた村の人たち。
初めてのコースで上手くいかないことだらけの中でも、
毎日、楽しく 最終日に皆で泣いてしまったのは
何よりもここで出会った人達が、本当に温かかったから。
本当に、私達に楽しんでもらいたいと、一生懸命な気持ちが伝わったから、
どうしてもお礼がしたくて皆で、千羽鶴たくさん折ってプレゼントし、
皆で「世界でひとつだけの花」を合唱した。
ホンゴルアイルのように完成された旅ではないけれど、
だからこそ、馬とのコミュニケーションをとり
じっくり、信頼関係を築くことの大切さなど、学ぶことが出来た。
完成されていないからこそ、皆で試行錯誤して、作り上げてゆけるのも魅力だと思う。
同じ内モンゴルでも、また違った景色で気持ち良く、
乗馬を楽しむだけでなく、現地の人との交流
お祭り参加など、別の楽しさがあり、すごく良かった。
来年もたくさんの隊員さんが、あの景色に、温かい牧場の人達に
会いに行ってくれることを心より願って。
<ツアー中の宿泊場所について>
ゲルの周りには何もなく、どこまでも草原が続き、地平線の中で、
毎日、過ごせることが最高の幸せだった。
ゲルから見える朝日、夕日、青空、星空・・・
募集開始!
6月24日(日)~6月30日(土)7日間 定員15名!
「内モンゴル騎馬遠征隊(アルシャーント牧場)」
いかに喜びを生みだすか、
これが僕らの人生のたったひとつのミッションです。
ひすい こたろう




