「旅祭に来場した方へ (1)」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「旅祭に来場した方へ (1)」

  他人に対して謙虚に処する行を続けていると、
  いつか、深い自信が芽生えてくる。

  他人に対して心から感謝する行を続けていると、
  自然に、自分の心が強くなっていく。
         田坂広志


今年1月、若い世代にメッセージを依頼された。


若者が集まる「旅祭」に来場された方へのメッセージとして再掲載したい。

「リレー連載!PASS THE MESSAGE 人生の旅・・・」
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「人生は冒険だ!」


今年3月、会社設立15周年を迎える・・・そして、12月でオレは50歳になる。


人生は思いもよらない方向に進むときがある。
25歳 人生の転機・・・


突然、「できちゃった結婚」で23歳の時に結婚、そして24歳、死産が原因で離婚した。

負のスパイラルに引き込まれるように、心の師匠、祖父ちゃんが癌で亡くなった。
「夫婦仲良くやれよな」それが、遺言となった。


離婚でうちだけでなく相手の両親や親戚、友達を悲しませ、
そして世界一大好きだった祖父ちゃんの遺言さえも守れないダメな自分を責めて、
毎晩、浴びるように酒を飲む自堕落で自暴自棄な日々が続いた・・・。


夢も目標も、人生の目的もなかった。
「オレなんて、何の価値もない・・・生きていても無駄だ」
自己嫌悪の塊だった。


そんなオレを救ってくれたのは、お客さんの一言だった。


25歳、一人旅を決意し、会社を辞めてヨーロッパを放浪していた。
現実逃避だった。


オーストリア・ウイーン。
数ヶ月前に送り出したお客さんとオペラ座の前でバッタリ出会った!


そこで言われた一言がオレの人生を変えた!


「ありがとうございました!いい仕事してますよ。あなたのおかげです!
少なくとも私は旅をする前より今の自分が好きになれたんです。
二十数年生きてきて、こんなにも泣いたり笑ったり感情が揺れ動いた経験はなかった。

だから、私みたいに旅をきっかけに、

ひとり一人の日本人を元気にして、日本を元気にして下さい!」



それ以降、何があっても、ブレない軸ができたように思う。
「オレは何のために起業したんだっけ?」
「何のために仕事してるんだ?」
いつも立ち返る原点の言葉が、海外放浪中に出会った女性の一言なのだ。


今の若者にメッセージするとすれば・・・

何かに傷つき、打ちのめされ、真っ暗闇だと思い込んでいても、
一筋の光は差し込んでいる。

光は自分で見ようとしないと見えない。


ちょっと視点が変わるだけで、見える世界が違ってくる。


問題はそのタイミングで必要だから起きる。
人生に解決できない問題など起きない。
どこかの国の諺であった。
「神は人に超えられない試練など与えない」


「なんでオレばっか、こんな目にあうんだ」
そんなことを考えていても前に進めない。


自分にその問題を解決できる能力が備わったから、この問題が起きている。
「オレは試されている・・・そうきたか?こんな問題でオレはつぶれねえ」
そんなふうに考えて前に進めばいい。


人生とはまさに旅だと思う。

旅も人生もいいことばかりじゃない。でも、だから面白いんだと思う。


オレの座右の銘は「Out of Comfort Zone」
誰でも心に安心・安全領域を持っている。それは家族だったり、友達だったり、恋人だったり・・・
それは“帰る場所”。


でも、居心地がいいからといってそこに留まっていると、単なるぬるま湯になる。
人生にはときどき、“行く場所”も必要なんだと思う。


楽(らく)ばっかしてると、本当の意味で人生を楽しめない・・・


安心・安全領域を抜け出して
冒険の旅に出ると、痛い目にあうこともある。でも、失敗を恐れないでほしい。
そこに成長の芽があり、歓喜のきっかけがある。人生は笑うためにある。感動するためにある。


人生はOut of Comfort Zone!人生は冒険だ!


その勇気ある一歩を踏み続けていけるかどうか・・・
それで人生の密度は濃くなる。人生80年。どれだけ中身の濃い充実した旅になるか・・・
それは考え方、行動次第だ。


オレは32歳で再婚し、
長女は今年、中学生、次女は小学5年生になる。
そんな今も、まだまだ心は好奇心でいっぱいの少年だ。


モノや情報が溢れる時代、自分にとって本当に必要なものは何なのか?
自問自答して引き算できる自分でいたい。
本当に必要なモノや人に囲まれて心を満たしていきたい。


娘たちにも、人生を楽しむ父親の背中を見せていきたい。


GWには初めてニュージーランドの山々を縦走する。
6月、7月には内モンゴルの大草原を馬で疾走する。9月には夢だったユーコン川をカヌーで下る。
年末年始は10年ぶりにニューヨークでカウントダウンの予定だ。



一緒に旅に出よう!ゴールなんてない長い旅・・・楽しくいこうよ!

2011年1月21日


「地球探検隊」隊長 中村 伸一


【地球探検隊】サイト
Twitter:  @nakamura_taicho


   私は日本の教育の考え方には、
   根本的な間違いがあると思っています。
   それは「学校教育」を優先的に考えすぎていることです


   『世界に通用する子供の育て方』 中嶋嶺雄(著)フォレスト出版