「み、みんな白人じゃん!?アジア人いないんかいっ!」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「み、みんな白人じゃん!?アジア人いないんかいっ!」

前述の続き(2)

それから時は過ぎ、2007年8月2日、案の定、僕はバックパックを背負って、
韓国のインチョン空港にいた
(※カンボジアを周る現地発着多国籍ツアーの集合場所であるタイのバンコクに行く経由地点)。

そして、僕は空港で迷っていた(笑)。
「飛行機の乗り換えってどこ行けばいいんだ?」と。

そう、それもそのはず。僕が海外に出るのは生まれて初めて。
一人旅すらも初めて。つまり、僕は旅において、ど素人級のスーパー初心者。

国内旅もろくにしたことのない18歳の小僧が、国際線の乗り継ぎなんて、初めてすぎるわけである。
なんていったって、飛行機の乗り継ぎは、
「次すぐ来るからね~」と言っていられる日本の電車の乗り継ぎとはわけが違う。

僕は、さすがに必死になり、得意の必殺技ジャパニーズイングリッシュで
「エクスキューズミー」を連発。
おかげで、なんとか乗り継ぎに成功。飛行機が離陸した後には、
今度はお隣りに座る綺麗なお姉さんの目の前になぜか豪華な食事が現れ、
「ん?この人は有名人なのか?セレブなのか?」と動揺する自分。

しかし、しばらくすると、それは僕の目の前にも現れ、
「ふむふむ。そうか。これが機内食ってやつか」と一人で勝手に納得。
しかし、そうしていたのも束の間、今度はスチュワーデスさんが僕に英語で何か話してきた。
「ま、まずいぞ、いまいちハッキリ聞き取れない」。

そこで、僕は2個目の必殺技「OK♪OK♪」を思わず連発。
すると、なんと今度は僕の目の前にワインが出てきた。
「なるほど。そういう仕組か(笑)」。
もちろん、「ちなみに、これは機内サービスですか?」と英語でうまく確認できるわけもなく、
飲み終わると、また声をかけられ、ついつい必殺技「OK♪OK♪」を披露し、
きちんとおかわりもしてしまった。
その後は、お約束のぐっすりお休みコースだった。


そんなこんなで、18歳の僕の海外、一人旅、多国籍ツアーの旅は始まったのである。
その数日後、ついに現地発着多国籍ツアーの集合日がきた。

そう、僕はイントレピッド というオーストラリアの旅行会社の
「カンボジアを周るツアー」 を地球探検隊を通して予約していた。

面白いことに、このツアーの集合場所はタイのバンコクで、解散場所がベトナムのホーチミン。
そこで、せっかくだからということで、
集合日の3日前にタイに入り、解散後にはベトナムをふらふらする予定だった。

そして、その緊張すべき集合日が来たわけである。
集合場所のホテルのロビーに着いて、僕は目が点になった。

「み、みんな白人じゃん!?アジア人いないんかいっ!」と心で突っ込みつつ、
外国人に慣れていない僕は、白人ばかりの中でただ一人ポツンと取り残された気分になり、
ただただ、緊張と不安でいっぱいになった。逃げたくなった。帰りたくなった。後悔した。

その当時の日記には、当時の心境がこのように綴られている。


  2007/8/5 23:01 New World Hotelにて『逃げ出したいカモ』
  ヤバイ。こりゃーヤバイ。
  場違いにも程があるほど、みんな英語ペラペぇ~ラ。どうしよう…。

  ツアー内容もほぼ聞けなかった。
  でも、部屋がラスミスっていう18歳のタメで最高に優しい。
  それも初一人旅。英語をゆっくり話してくれるし、てか、こいつ、めっちゃカッコいいぞ。
  目が青いぜぇー。さすがノルウェー人。マジこの2週間よろしく。
  他の周りの人は歳が分からないけど、焦らず、ゆっくり、みんなとしゃべろうっと。
  伝えたい気持ちがあれば何とかなる。うん、なんとか…。がんばるべぇ~。
  起きていることは一つ。気持ちの持ち様で何とでもなる。ポジティブに。よっしゃー。


改めて読んでみると恥ずかしいものだが、最初に部分に「場違いにも程がある」と書いているくらい、
本当に場違いだったのは今でも鮮明に覚えている。

顔合わせをして、ツアー内容を聞くのだけれど、まったく分からなかった時の焦りと緊張感。
ありきたりなフレーズを使っての自己紹介。翌日の朝には、みんな朝食チケットを持っているのに、
何故か僕だけ持っていないというトラブル。正直、ご飯を食べるのもやっとだった。

そんな感じで僕の多国籍ツアーは始まったのである。
 
つづく