「NHKドラマ『坂の上の雲』(2)]
運命なんてものはな、
にげるものでも、
あきらめて
受けいれるものでもない。
たたかうんや。たたかって、
はじめてどうにかなるもんなんやで。
「時を超えるSOS」あさのあつこ
昨日も午前中にNHKドラマ「坂の上の雲」
を紹介
後、深夜に録画を見て、またメモを取った。読者の皆さんにおすそ分けしたい。
香川照之演じる正岡子規が当時不治の病といわれた結核を患い、さらに病状が悪化して脊椎カリエス発症、病床にあった。その中で「文学への革新」を掲げ創作活動に打ち込んでいく・・・激痛の中、心が折れそうになりながら、むしろ「死」を意識すればするほど感性が研ぎ澄まされて、執筆活動がすすんでいたようにも思う。
そんな状況の中、子規が真之に語るシーンが印象的だった。
※秋山真之(さねゆき)は幼名は淳五郎(じゅんごろう)なので子規はじゅんさんと呼び、子規のことは、のぼさんと呼びあっていた。
じゅんさん、日本人はな。猿真似の民族だといわれているが、外国に行っても卑屈になってはいかんぞな。西洋とても模倣を繰り返して、ようやく猿真似が終わったところじゃ。イギリスもフランスもドイツもロシアも真似して盗みおうて文明をつくりあげた。西洋は15世紀にそれをやって、日本は19世紀にそれをやったゆうだけの違いじゃ。(子規)
アメリカはそういう連中の吹き溜まりだ。(真之)
そうやって呑んでかかればええ。猿真似のどこが悪い。日本人がいかに素晴らしい吸収力と消化力を持っとるか。あしらは十分に誇っていいんじゃ。日本には大きくて深い皿がある。そこに乗っかるものがいろいろあるゆうんが日本の面白さよ。
そういう国を滅ぼしてはならん。そうじゃ、国が滅びるということは文化が滅びるゆうことじゃ。じゅんさん、あしはあとどれくらい生きられるかわからん。じゃが、あしが死ぬ前にやり遂げようとすることを無駄にならんようにしてくれ!(子規)
よし、引き受けた!(真之)
NHKドラマ「坂の上の雲」
より
このドラマでも出てくるが、秋山真之や正岡子規の周りには常に彼らに憧れる若者の姿があった。真之や子規の夢を追い続ける姿が、次世代の若者の未来にどれだけ影響を与えたのか・・・計り知れないものがあると思う。このドラマを見ていると「希望」という字がアタマに浮かんできた・・・。
この壮大なスケールのスペシャルドラマは3年越しで放映するらしい。第一部が終了、第二部(全4回)は2010年12月放送予定!
「何事の判断においても、
根底には人間への優しさ、
温かさが求められるかと思う。
人々が何を求めているか、
人間の気持ちがわからなくては、
どんな判断もできない。
時に一身を投げ打つことができるようでなくては
重要な判断はできない」
林原健