「出かけよう、君・・・ 『草の葉』」
思わず旅に出たくなる名文があったので、抜粋して引用する。
「草の葉」ウォルト・ホイットマン(著)
大地はけっして飽きがこない、
大地も最初は粗野で、無口で、理解しがたく、「自然」も最初は粗野で理解しがたい、
挫(くじ)けてはならぬ、怯(ひる)んではならぬ、みごとなものが内側にしっかり包みこまれている、誓ってもいい言葉では語れぬような美しくみごとなものがきっとある。
大地も最初は粗野で、無口で、理解しがたく、「自然」も最初は粗野で理解しがたい、
挫(くじ)けてはならぬ、怯(ひる)んではならぬ、みごとなものが内側にしっかり包みこまれている、誓ってもいい言葉では語れぬような美しくみごとなものがきっとある。
出かけよう、ぼくらはこんなところで立ちどまってはならぬ、
貯えられたこれらの品がたといどんなに快く、今の住居(すまい)がたといどんなに便利だろうと、
貯えられたこれらの品がたといどんなに快く、今の住居(すまい)がたといどんなに便利だろうと、
ここにとどまってはいられない、
この港がどんなに安全で、このあたりの波がどんなに静かだろうと、ぼくらはここに錨(いかり)をおろしてはならぬ、
ぼくらのまわりの人の好意がどんなにありがたく身にしみても、ぼくらがそれを受けてもいいのはほんのわずかなあいだだけだ。
「草の葉」ウォルト・ホイットマン(著)より抜粋
作品解説
詩集「草の葉」は、アメリカの叙事詩、アメリカ文学の原点ともいわれる。引用した「大道の歌」は、移動への希求と旅への誘いを謳いあげた絶唱。酒本雅之訳・岩波文庫
