「屈斜路湖畔の露天風呂にて」
人生で大事なのは、
「やる気」じゃなくて、「やる」こと
『自由な人生のつくり方』
伊藤守(著)
強い衝撃といえば・・・この人。
天然温泉で出会った爺さん!
屈斜路湖畔の露天風呂・・・そこは藻で埋め尽くされた緑色の温泉だった・・・初めて見る光景・・・隊員ヤスがいきなり藻に滑ってジャボーン!
「あぶねー、カヌー下る前から風呂で大怪我したら、どうするん(笑)」
「隊長、なんか、こっちから湧いてるみたいですね」
「アチッ!そうだな、こっち熱いな」
そこへ突然、湯船に浸かっていた爺さんがひと言。
「俺が沸かしてんだよ!」
オレたち、無言・・・
(えっ!天然に見えて、どっかに蛇口があるとか)
「ここじゃーさすがに体洗えないよな」なんてヤスと話してて、ふと横を見ると、爺さんが髪から体まで全身アワだらけ!そのまま湯船にザッブーン!
(どういうこと?やりたい放題やね、爺さん!)
いきなり砂袋をどかしてアワを手慣れた手つきで流し始める・・・
そして今度は奥へ移動。湯船に仁王立ちしていたかと思った途端、上半身を曲げて顔だけ藻が浮く湯船に浸けていた・・・オレはケツをつきだした爺さんの恰好に笑いが止まらない・・・何やら目をパチパチとやっているようだ・・・。
「えっーーー大丈夫なの!」
その後、いきなり爺さんがオレたちに語りはじめた。
「俺は近所で温泉やってるけど、毎日、ここへやってきて1時間以上はいるんだ。俺だけじゃなくて、ここは地元には有名な温泉で、万病に効くっていわれてんだ。俺、肌がスベスベだろ。この湯はアトピーに効くんだ。歩けなかったのが歩けるようになったし、老眼も治ったんだ。その藻は『クロレラ』だよ。瓶につめてもって帰る人もいるよ。2時間も 3時間もかけてくる人だっているんだから。あの砂袋でお湯の温度も調整できるんだ。砂袋をどかすと、湯が沸くから熱くなるんだ・・・」
なんだか、今までの爺さんの行動に納得。
気がついたら、おもむろにクロレラ温泉の湯をアタマにかけてるオレ・・・。
藻が浮いていて、入るのに躊躇してた温泉が、なんだか、もの凄くありがたい秘湯に思えてくるから不思議だ。
ヤスと2人で
「いろいろありがとうございました!」と爺さんに頭を下げた。
ガイドのガッテンに聞くと、 「あぁ~」と知っていた。
「たぶん ○○爺さんですね」
世の中には、「苦手な人」がいるわけではなくて、
その人とどう関わったらいいのか、
まだわかっていない自分がいるだけ
『自由な人生のつくり方』 伊藤守(著)
