「感動のドルフィン・スイム、空飛ぶクジラ in 小笠原」
人生は感動の歴史である
ジョージ・ウッドン
一昨日は夜中に何度も起きて
「パパ、かゆくて眠れない・・・」
そう言って全身じんま疹がでていた娘の未空も、昨日、帰宅すると、すっかり良くなっていた。一昨日は何かとんでもない病気にかかったのかと思うくらい顔も手足も酷い状態で、ただ抱きしめることしかできない自分に無力感を感じていた夜がウソのようだ。
3月の小笠原の天候も変わりやすい。
雨かと思えば晴れ、日差しが痛いと思えば急変して寒くなったり・・・。
伊豆大島MTBの旅から戻ったリピーター隊員じぶがmixi「地球探検隊」コミュ
に書き込んだ。
先週のこの日は欠航が決定し、土曜の朝に全てをかける(?)といった状況でしたね。そして土曜も朝から2便が欠航。それでも大型客船で大島にたどり着き…さすが探検隊!奇跡を呼ぶ旅行会社!奇跡を呼ぶ隊長!奇跡を呼ぶ隊員達!と痛切に思いました・・・。じぶ
今回も小笠原の旅でも奇跡を呼ぶ旅が待っていた。
※写真提供 トロ
本来、島中を探してもなかなか見つからない野生のイルカが、向こうから近づいてきたのだ。現地ガイド、竹ちゃんの合図「どうぞ!」でクルーザーから一斉に海へ飛び込んだ。
オレが一番最後に飛び込む。
奇跡が起きた!
飛び込んだ瞬間、3頭のイルカがオレの目の前にいた。手が届くかと思うくらい近くで、イルカが3頭並んでオレに微笑んでいるように見えた。今までのドルフィン・スイムとはまったく異次元の体験だった。見えなくなったと思った3頭が再び戻ってきたのだ。好奇心いっぱいのミナミハンドウイルカたち。隊員たちの興奮は最高潮に達した。
残された課題はホエールウォッチング。
最終日、ブローが見えた。
「あっ!いた!」この瞬間を共有できる仲間がいるのが嬉しい。
その後、信じられない光景が・・・突如、ザトウクジラがブリーチングしたのだ。イルカは1年中見ることができるが、ザトウクジラは、この時期にしか見ることができない。
オレたちのチーム名は「空飛ぶクジラ」になった。
最高だけを望んでいると、最高のものが手に入るのが、
人生のおもしろいところだ。
W・サマセット・モーム