「マイナス40度の世界で遊ぶ」
私たちは毎日、未来の種をまいている
福島正伸
今回のオーロラの旅、5日連続でオーロラ出現だけでなく、ひとり飲まない隊員がいたにもかかわらず、14人で飲み干したビールが253本、ワイン15リットル、日本酒1本・・・なんと言っても酒が安い!アラスカン・アンバーなど国産ビールは1ドル(約90円)、輸入ビールのギネスでさえ2ドル(180円)、日本で2,000円以上するワインも8ドル(約700円)くらいなのだ。
2つある冷蔵庫のひとつはビールで埋め尽くされた。
アイスフィッシングをやればマイナス30度の中、3時間で60匹を釣り上げ、チナ温泉では、車の鍵穴が凍ってしまい中に入れないハプニングに見舞われたりと・・・数々の伝説をつくりあげた。
いままでアラスカには9月に1回、3月に3回行っているが、年末年始は初めて。マイナス40度なんて初めて体感する世界だった。
バナナでクギを打ったり、割れないシャボン玉を見たり、釣り上げた魚がすぐに凍るのも初めて見ることができた。まつ毛が凍って重たく感じたのも初めてだ。
11:00に日の出、15:00には日の入りを迎える世界で見る太陽は、まったく違って見える。やわらかい日差しが心地良く美しい。
この時期だからこそ楽しめることを存分に味わい尽くした。
たとえば、カップにいれた熱湯を上空にばらまくと・・・・・・
こうなる。まるで花火のようだった。すっかり隊員たちと一緒に童心に帰って遊んだ・・・。
写真提供:隊員わけん
「アタシはバカだけど、アンタもバカだねぇ」
というのがコミュニケーションの基本だよね。
『広告も変わったねぇ。』
インプレスジャパン 天野祐吉(著)