「生きていると感じる旅・・・内モンゴル」
今回の「内モンゴル騎馬遠征隊」の旅
は初めて地球探検隊の旅に参加した人のほうが多かった。鹿児島から参加した、とくちゃんも、その一人だ。とくちゃんから旅の感想が届いた。
●とくちゃん(鹿児島県・女性)
隊長へ
ただただ感謝の想いです。
隊長に出会えたこと、
みんなに出会えたこと、
スチンさんハスさん子供たちに出会えたこと、
Greenに出会えたこと、
朝日 夕日 星空 大草原に出会えたこと、
私は内モンゴルに恋をしてしまいました。
こんなにすべてを愛おしいと感じたことはありませんでした。
こんなに素敵な旅は初めてでした。すべては地球探検隊を知った日から始まりました。
うまく伝えられないのがもどかしくてなりません。ありがとうって何度言ったら伝わるでしょうか。月並みですがそれでも言いたいので言っちゃいます。隊長ホントにありがとう。
帰国日翌日から仕事が始まりました。忙しい業務に追われる日々の始まりでした。日焼けを茶化され、旅についていろんなことを尋ねられ、にへらにへらしながら答えていました。
そんな中で1人の患者さんが急変しました。日常に戻ったなって感じました。紛れもなくそれが私の日常でした。何度も見てきた光景でした。
命を削る一人の人間がいました。必死に生きようとする姿がありました。年老いた母親が手を握り締め、頑張れと付き添っていました。彼は死を目前に何を感じているのでしょうか。年老いた母を前に何を想ったでしょうか。
ふとモンゴルで見た虹を思い出しました。夕日を思い出しました。星空を思い出しました。
彼にもあの風景をみせてあげたいと思いました。なぜそう感じたのかはわかりませんが、私自身が旅のなかで「生きている」と感じていたからかも知れません。
見慣れた光景にどこか慣れてしまっている自分自身に気づいていました。そんな自分にも嫌気が差していました。現実は何も変わらず、ただただ同じ日常が繰り返されています。
だけど旅を終えて何か違うものを感じているのも事実です。この旅に出会っていなければこんな風に胸のうちを吐露することもなかったかもしれません。なぜなら、こんな面白くもない話でもみんながうなずきながら聞いてくれると思えるのです。
この旅で出会ったすべての人に、物に、風景に感謝します。そして生きて生かされているこの瞬間に感謝します。ありがとう。
とくちゃん
初めて参加する人も、このコンセプト
に共感して集まるので、どこへ行っても楽しい。そしてコンセプトの下に集まるのは隊員だけではない。
現地通訳ガイドのスチンさんの最後のひと言。
「私が一番、楽しんだように思います。地球探検隊と皆さんとの出会いに感謝しています」
人は引き寄せ合う・・・。
何かいい物語があって
それを語る相手がいる。
それだけで人生は捨てたもんじゃない。
「海の上のピアニスト」より