「フィジーからの便り・・・本を書くきっかけ」
言いにくいことをずばりと言うことは、ときには必要だ。
でもそれで相手が成長できるかどうかは疑問だ。
相手のために、と思って言うことは、
本当に相手のためになっているのだろうか。
ただ傷つけているだけではないのか。
"相手のために"が成り立つには、その関係性が重要だ。
双方が信頼し合っているという大前提が必要だ。
つまりその言葉の裏には愛があるのか、
そして相手に愛のムチを受け取る準備ができているのか。
『感動が共感に変わる!』
「地球探検隊」隊長 中村 伸一
この言葉を書くのに、何時間もつかっていた・・・。今回も内なる声に従って書いたが、自問自答して、なかなか上手く表現できない自分と闘っていた。
でも、そのかけた時間はウソをつかない。今、フィジーにいる隊員にも、思いは伝わっていた。
フィジー滞在中の隊員アキから久しぶりにメールが届いた。アキの世界一周は、フィジーから始まるらしい。アキは昨年一緒に「内モンゴル」
を旅した隊員だ。そして、オレが新著を書くきっかけをくれた人でもある。
日本から送っていた2冊がオレの新著と高倉健(著)『旅の途中で』とは・・・。
ブログ
で紹介してくれていた。
アキのブログ
より
この本の発売日は、私の旅の出発日だった。
旅立ち直前、モンゴルメンバーが壮行会を開いてくれた時、発売前の本にメッセージを入れて、隊長が手渡してくださったのだ。隊長は、この本を出すきっかけのひとつが、私だったと言ってくれた。
地球探検隊
の存在を私が知ったのは、4年程前。たまたま彼が当時書いていたHPの日記を見つけ、読み始めたら止まらなくなって、動けなくなるほど心を動かされた。
社会人3年目だった私は、仕事でぶつかった壁に、何だかぼろぼろに疲れていた。その時、隊長も、精神がどん底に突き落とされるほどの出来事に対面しており、彼は、嘘偽り無く心の葛藤を書き、苦しみながらも前に進もうともがいていた。
その言葉の一つ一つが私を揺すぶり、次第に再生していく姿が、当時の私に勇気を与えてくれた。
その後、隊長と知り合い、去年の夏は、初めて彼らの主催する旅に参加。モンゴルのゲルの中で、上記の「地球探検隊」を知ったいきさつを初めて告げると、当時の苦しい体験が、読んだ人にいかに勇気を与えていたかを知った隊長は、それを本にしよう、と思われたそうだ。
ここフィジーで隊長の本を読みながら、当時の体験談のくだりで、苦しんでいた当時の自分を、懐かしく思い出していた。そして今回も、たくさんの、元気をくれる言葉があった。
4年前、私に前へ進む力を与えてくれた隊長が、きっとお互い成長したであろう何年かの時を経て、また私の背中を優しく押してくれている。それでも、あの時と違うのは、当時は知り合ってさえいなかった隊長と旅を共にし、今回の本を贈ってくださったこと。
あの時の苦しい体験があったからこそ今があるし、彼との縁も生まれたことに気がついた。やっぱり全てはつながってるんだ。日本ではなかなか、こんな風にぼんやり考えることもなかったかもなぁ。
「考えすぎちゃいけない」と自分を規制するのではなく、「楽しまなきゃ!」と意気込むのでもなく、流れに身を任せたいと思う。
またいつか壁を感じる日が来るとしても、そういう時期があるからこそ、次にパズルがはまったときの嬉しさはひとしおなのだ。
今の私に必要なメッセージがたくさんつまった読書タイムだった。
最後に、隊長の言葉
から。
人生とは選択の連続だ。
皆正しい選択をしようとするが、実は正しい判断なんて無いのかもしれない。 「正しかった」ってことを自分自身に証明する努力を惜しまないだけだ。
問題は、後悔しない選択をすることじゃなくて、その選択を肯定して生きていくこと。 「~して良かった」、そう思えるために、一瞬一瞬にベストを尽くし、継続することで人として磨かれていく。
自信をもつための鍵は、内なる声、
つまり本当の自分に
常に耳を傾けることです。
ジュリア・デビラーズ