「元スタッフと隊員の結婚式(1)」
オレは新婦側の主賓挨拶をした。一部紹介したい。
新婦のマーサは、地球探検隊のスタッフでした。新郎の直樹は、会社を立ち上げる12年前からのお客さんでした。そんな2人が縁あって結ばれた。こんなに嬉しいことはありません。
私には、もうすぐ9歳になる娘と7歳の娘がいます。
ですから結婚式に参加するたびに、新婦のお父さんのような心境になってしまうんです。
そこで、最近読んだ話で、親の心情がよくわかる、ウルっときたエピソードを紹介したいと思います。
バルセロナ・オリンピック、金メダリスト 古賀稔彦(こが としひこ)。
彼が金メダルを取るまでには、こんな秘話があったんです。
バルセロナの4年前、ソウル・オリンピックの時、彼は優勝候補と騒がれ、そのプレッシャーに3回戦敗退。マスコミは手のひらを返したような冷たい報道。彼は自信を喪失して、人間不信となってしまいます。
そんなとき、彼は偶然、ソウル・オリンピック総集編の番組を目にします。そこには、彼が負けた試合の後、応援席で周りに懸命に頭を下げる両親の姿が映っていたんです。彼は一人で戦って、一人で負けたと思っていました。彼は世間という漠然としたものを気にしすぎて、身近で応援してくれている大切な人の存在が見えなくなくなっていたんです。
親ってそういうものです。親になると見えてくる世界があります。
そこで2人にお願いがあります。両親に感謝し、仲間に感謝し、そして、その感謝の連鎖と、幸せの連鎖を次の子供たちの世代につないでいってください。
私には夢があります。いつか2人に子供ができたら、その子が「地球探検隊」隊員になることを。そして金子ファミリーで旅することを。
末永くお幸せに!
本日はまことにおめでとうございました。
そして、その幸せの連鎖、ブーケを受け取ったのは、隊員かずえっち。
オレの隣で泣きすぎ。スタッフtomi と同じくらい泣いてた。おかげでオレも泣きっぱなし。うちら「探検隊」テーブルが一番泣いてたかも。
キャンドルライトに願いを込めて吹き消して、披露宴はお開きとなった。感動の結婚式だった。
【海 老】
海老(えび)は永遠の若さを象徴しているというので、
めでたいものとされる。
というのは、あれは生ける限り何時(いつ)までも殻を脱(ぬ)ぎ、
固まらない。
ことに万物がぼつぼつ固くなる秋に、
彼は殻を脱する。
生ける限りよく殻を脱いで固まらぬ、
いつまでも若さを失わない、
よく変化していくという意味で、海老はめでたい。
自己の殻、学問の殻、仕事の殻、会社に入れば会社の殻、
役所に入れば役人の殻から、
なかなか脱けられぬものであります。
これが脱けきらぬと、人間が固まってしまう。



