「神戸で過ごした2日間(2)」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「神戸で過ごした2日間(2)」

  人間という奴は、
  一生のうちに何かに夢中にならんとな。
  何でもいいから夢中になるのが、
  どうも人間の生き方の中で一番いいようだ。
          井上 靖


翌日、ひとり元町、南京町をぶらつく・・・。小腹が空いたので南京町(中華街)で名物の「ふかひれラーメン(ミニ)300円を食べていて、昨日の太田空真さん の電話を思い出した。

「シンヤが芸術祭に出展しているから、作品を見てくるといい。シンヤきっと喜ぶぞ・・・」


シンヤとはオレの本 にも登場する長谷部臣哉。「オーロラを見ながら・・・」の旅 の卒業式・・・多くの読者の涙を誘った隊員だ。

酔っていたので「メリケンパーク」という言葉しか覚えていない。空真さんに電話しても繋がらない。そのままメリケンパークへ。港で出合う芸術祭「神戸ビエンナーレ2007」 というポスターが目に入る。

「これだ!」

入場料1,200円。時間をみると11:10。JR元町駅でテツと待ち合わせたのが11:30。駅に戻る時間を考えると10分弱しかみられない。入って驚いた。広すぎる・・・。作品は69ものコンテナにあったのだ。

案内所で尋ねると「・・・」
しばらくして48番のコンテナだと教えてくれた。

初めてシンヤの作品を見た。「シンヤはこういう作品をつくっていたんだ」シンヤの作品だけをみて会場を後にした。歩いていると涙が溢れてきた・・・。

シンヤの卒業式の言葉を思い出した・・・。 

「突然、交通事故で亡くなった親友のためにも、彼の死に報いるためにも、自分は一瞬一瞬を大切に生きていこうと思ったんです。死んでいった彼が望んだ明日・・・生かされている自分は、一日一日を思いっきり楽しもう!って・・・だから、この旅に申し込んだんです・・・」

作品のテーマは「生と死」に思えた。今のシンヤの「精一杯生きること」を表現した作品がそこにあった。悩んで悩んで仕事を辞めたシンヤ。好きなこと、得意なことをして生きていくことは決して甘い選択ではない・・・。彼の叫びが作品から聞こえてきた。あの伝説の旅 から3年が経ったけど「隊長、オレ、今も本気で生きてます!見てください」と。

みんな正しい選択をしようとするが正しい判断なんてないのかもしれない。「正しかった」って証明する努力を惜しまないだけだ。「転職して良かった」「結婚して良かった」「起業して良かった」そう思えるために、一瞬一瞬にベストをつくし、継続することで成長していく。人として磨かれ成長していけば、正しい判断だったと自分で納得がいくようになるのだと思う。


旅で得たものを、その後の日常に活かす。表現方法は違っても、自分の居場所を見つけて、自分なりに表現している・・・嬉しくて泣けてきた。

シンヤありがとう。教えてくれた師匠、太田空真さんに感謝!
この芸術祭、11/25(日)までやっている・・・興味を持った人は足を運んでみてほしい。


涙をぬぐって隊員テツと合流。あすか、ミカ、よーこと一緒にランチに行った。

「ニューミュンヘン神戸大使館」 で飲む神戸大使館ビールという名の地ビールが旨かった・・・。
神戸


帰宅すると、「パパーお帰りなさい!」2人の娘が玄関まで走って抱きついてきた。「ただいまー」オレは思いっきりハグした・・・。


   楽しいこと、
   嬉しいことは一瞬。

   栗原恵、ワールドカップバレーのインタビュー