「馬と心が通じる瞬間」
東京は暑い、なんて暑さ・・・ モンゴルの涼しい風を感じたい・・・あの爽快感は幻だったのか・・・。
初めての落馬を、ブログ読者に心配されたが、まったく問題ない。ゆっくりと馬の背にゆられて歩いているとき、突風に乗馬ガイド・ハスさんのカウボーイハットが飛んで、驚いたオレの馬が斜めに跳ね上がって落馬したのだ。手綱をつかんで着地、馬が暴走する瞬間に手を離したので、ケガもなく、かえってキモが据わって最速のスピードで走ることができた。中途半端な気持ちだと恐怖心が上回ってしまうが、本気で走ると人馬一体感がたまらなく気持ちいい・・・。
騎馬隊3回目の参加、ガンちゃんが、「隊長、あの走りにはついていけませんよー(笑)」
走行中の落馬がほとんどなかったのは、鞍をはじめてとする馬具が良かったこともあるが、モンゴル騎馬隊リピーター6人が、初めて探検隊の旅に参加する5人の「普通のレベル」を上げていったからだと思う。何を基準とするか・・・これが全体のムードをつくっていく。
そして、誰もがクチにするのは、馬との意思疎通が想像以上にできたこと。馬は人をよく見る。オレが外モンゴルでプレゼントされたボス馬で種馬の「DJ」も、最初は「この馬、走らないなー、もう歳なのか・・・」などと思ったこともあったが、乗馬技術の向上と信頼関係が築かれていくと、どんどん速く疾走するようになったのだ。
外モンゴルの乗馬時間と内モンゴルのそれは中身が違った。ギャロップしている時間が長いのだ。爽快さ、楽しさ、疲労感まで・・・すべてがケタ違いだった。乗馬が終わると、膝は悲鳴を上げ体中がガタガタだった・・・オレはいつでも「ニコニコ顔の命がけ」。
もうすぐ46歳・・・いつまで続けられるかな・・・だから一瞬一瞬をめーいっぱい楽しむ。誰よりも楽しむ・・・スタッフの影響力は大きいからこそ、これだけは譲れない、これがオレが考える旅のカタチ。
馬を完全にコントロールして最後部から全体を見渡すと、すべての隊員がギャロップ(駆け足)していた・・・これは壮観・・・初めて乗馬した彼も彼女も、みんな走っていた・・・ウソのような光景に一人感動していた・・・。
そんな人馬一体を感じた隊員AKから、馬への愛情いっぱいのメールが届いた。
隊長へ。
内モンゴルの旅。
正直こんなに思い入れが強くなるとは、全くびっくりです。
モンゴルへの憧れは強かったですが、不安は大きいし
苦手な集団行動だし で、
出発前はなかなか気が重かったんです。(ごめんなさい)
それが、ホンゴルアイル到着した瞬間、
内モンゴルの子どもたちの笑顔や、
みなさんの心温かい歓迎に感激した瞬間
スーッと不安は消えてしまいました。
とにかく楽しもう!って、カチッと気持ちが
切り替わりました。単純です。
一緒に旅したメンバー達には、
チーム全体性を大事にするのと同時に、
個も大事にできる雰囲気があったからでしょうか。
私は無理せず素のままで、
内モンゴルの風景や人や馬と、
楽しみながら心を向き合わせて過ごせました。
草原にいる間は、日本のことを忘れてしまうくらい
濃い日々でした。
※写真提供 AK
そして、人だけじゃなく馬も、
心を向き合せれば通じるんですね。
ずっと一緒の馬と過ごし、日が経つごとに
「いま通じたー」って
思える瞬間が増えて、すごく嬉しかったです。
完全に自己満足ですが。
噂に聞いていた大草原でのギャロップも、最高でした。
でも、心が通じた相手との別れは、とても辛いです。
馬と離れるのが、こんなに辛いなんて思いもしませんでした。
ただ、この辛さを仲間と共有できたことでの救いもあります。
やっぱり、
心が動いた瞬間を共有できる仲間がいるのはいいですね。
とにかくこれからも、どうぞよろしくお願いします。
※写真提供 AK
心が動いた「瞬間」を共有できた仲間が、また一人増えた・・・。出会いに感謝!
※写真提供 AK
のびのびやっていきたいな
のびのびやらせてあげたいな
にしむら えいじ



