「太田空真さんから見た地球探検隊」
先日のブログ・ブック・パーティーで久米信行さん
から太田空真さん
を紹介された。
「2007年問題」戦後のベビーブームに生まれた団塊世代の大量退職が始まる。団塊世代の太田さんは、退職後のセカンドライフについて執筆中だ。
太田さんは、「夫婦間の意識差を埋めよ」と提案している。
例えば、68%の男が、定年退職後、国内外の旅行を楽しみたいと考えているが、一緒に旅するパートナーとして、夫の8割が妻と考えているのに対し、妻の6割は、女友だちや子どもを考えているのである。
また、近年に流行している、定年後の田舎暮らしや、海外移住などの夫のロマンに、多くの妻は、つきあうのはゴメンと思っている。(野村総研調査)
つまり、定年退職後の夫のプランは、妻の協力が無ければ、達成できないという現実が、そこにあるのだ。 -太田空真-
「亭主の片思い」という現実かぁ~。なんだか男としては切なくなるねー。太田空真さんが早速、 【夫婦で語る定年後ブログ】で「地球探検隊」を紹介してくれた。
あのパーティーでの雑談から、ここまでうまくまとめるとは、さすがベストセラー作家である。以下に抜粋する。
「公益」を語るとき、公益法人よりも民間企業の活動の方が理解しやすい。企業は、社会に貢献することで、利益を得ることができるからだ。
そのよい実例が、感動旅行をプロデュースしている「地球探検隊」
という旅行代理店だ。地球探検隊の社長は、44歳の中村伸一である。
地球探検隊の旅行プログラムに、「大人の修学旅行」
がある。
地球探検隊の活動に見られる「公益」とは、参加した人が共感することであり、そこでの学びに感動することである。それが生まれた瞬間に、仲間同士が尊ぶことを始める。
中村隊長はいう。
心を解放する旅。それが「大人の修学旅行」なのです。そこには、旅をこころから楽しんでいく自主性や主体性を持った自立した大人がたくさんいます。
地球探検隊は株式会社だから、この組織は利益を上げていく。しかし、そこに参加する人たちは、顧客ではなく、仲間なのである。
公益を考えるとき、世のため人のために働くという意識は、間違いだと私は思う。それよりも、自分が楽しむことが大切だと思う。それは、地球探検隊の活動を見ることでよく理解できる。
旅をすることは楽しくなければならないのは勿論だが、そこから感動が生まれ皆が共通する利益を得ることが、「公益」の基本だということを、地球探検隊は教えてくれる。
この旅に参加する顧客は、金を払いながら「精神的報酬」を心いっぱい共有する。
「私益」を得ることで「公益」を実践している地球探検隊には、「世のため人のため」とか「社会に貢献する」などという意識はまったくない。
この旅に参加した人は、多くの人に優しくなれる、それは、日本の将来に大きなビジョンを描く小さな活動といえる。
公益を語ることは、タマネギをむくことだけれど、人が感動する活動は、タマネギの皮を積み上げていくことなのだとつくづく思う。
今日の「公益」・・・・「感動の共有」・・・「尊ぶ精神」・・・「共益」
太田空真さんとの出逢いに感謝!太田さんと、来週どんな対談になるのか、今から楽しみだ。
太田空真さんのブログ
▼人生最高のラブレター
http://blog.canpan.info/loveletter/
▼夫婦で語る定年後ブログ
http://blog.canpan.info/teinen/
言っとくが、
未来は自分だけのものだ。
望めば、自分自身で
どうにでも変えられる。
映画「マイノリティ・リポート」