「メキシコの旅、最大のハプニング(1)」
GWの「大人の修学旅行」メキシコの旅 の報告 その2
土曜日に笑顔で来社。元気な姿を見せてくれた、GWのメキシコ隊、「チーム・オレ的に結ぶ」最年少、かりほ。帰国後、すぐに夏のツアーを検討中の彼女の身に起きた今回のメキシコの旅、最大のハプニングとは・・・。
オプショナル・アクティビティ、洞窟探検(ケーブシュノーケリング)。なんと10年前、1996年に探検家(エクスプローラー)ジェームズ・クックによって発見されたばかりの世界最長の洞窟。神秘の世界でシュノーケリングを楽しむ。
もうひとつの洞窟に向かう途中、その事故は起きた。
洞窟はイグアナや色とりどりのオウムたちの舞う熱帯ジャングルの奥深くにある。道路はかなり悪路。デコボコ道を揺られながらエンジンむき出しのトラックで行く。隊員たちは荷台に立って、オレは助手席。隊員たちは洞窟へ向かう途中、興奮気味。「もっと速く!」「あっ!イグアナ!」・・・と、はしゃぎまくる。
その熱が最高潮に達しようとした時、悲鳴に変わった。
助手席にいたオレには、何が起きたかわからなかった。
車を止めて後ろを見ると、仰向けに倒れたかりほの意識を必死に取り戻そうと呼び続けるマサミツの姿があった。マサミツも手足が傷だらけで血がにじみ出ている。手すりのバーが折れて2人がトラックの荷台から落ちた。落ちたのは、かりほとマサミツ。折れたバーがあたったアサコも腕を怪我している。
かりほの意識が戻るまで動かせない。意識が戻らなかったら、消防署で訓練を受けたオレは人工呼吸をするつもりだった。後頭部から出血している。傷口を見ると深い!意識は戻ったものの、同じ言葉を繰り返すかりほ。一緒に落ちたマサミツの話によると、肩から落ちて背中を打った後、回転してアタマを怪我しているようだ。アタマから落ちていない・・・。
隊員は「救急車!だれか助けを呼んできて!」・・・ドライバーはパニックを起こして動けない。容赦なく照りつける太陽。オフィスまでは約10分。オレは、ここに止まって待つよりも、オフィスまで、このトラックで移動する方が早いと判断。できるだけ揺らさない方がいいが、この悪路では、どんな車でも揺れてしまう。どちらにしても普通車では、この道は走れない・・・。
かりほを助手席に乗せて、みんな荷台へ乗ってゆっくりとオフィスへ向かう。誰かが「止血するものない?」ハイジが素早く胸パットを取り出して渡す。さすが隊員たち、行動が早い。 <明日へ続く>
『全ての問題の中に、あなたへの贈り物が入っている。』
― リチャード・バック(1936- アメリカ 作家) ―
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