「今、この漫画がおもしろい!」 | 「地球探検隊」中村隊長の公式ブログ【ビタミンT】

「今、この漫画がおもしろい!」

通勤電車で読んでいてグッときた漫画「医龍」

第50回小学館漫画賞を受賞している。現在、雑誌ビッグコミック・スペリオール連載中だ。

藤吉講師(せんせい)のセリフ・・・


 拡張型心筋症の子供が何人もいた・・・
 その子らの親の中で最悪なのは―――
 子供を入院させたっきり、
 面会にすら来ない親だ!!

 苦しい息のもとで
 死を待つだけの我が子を、
 直視できない弱い親だったんだろう・・・

 あちこちの病院を回り、適切な治療ができる
 病院にたどり着く前に、
 疲れ果てて気力をなくし、
 ―――もう楽になりたい・・・!!
 自分が傷がつくものは
 眼に入れたくない・・・と
 思うようになったのかもしれない。(中略)



主人公の朝田が藤吉講師(せんせい)について患者の家族と語る・・・


 切ったから
 全快するといったものではありません。
 成功しても患者が社会復帰できるまで、
 長い経過観察をしなければなりません。

 ・・・・・その仕事をする内科医は、
 何年も・・・何十年も・・・
 患者を支え続けるんです―――(中略)

 そして子供であっても、
 子供扱いせず
 一人の人間として接し、
 根気強く
 説明する――――

 なんでもない事のように思えるけど、
 ここでそれができる医者は、
 ――――――藤吉だけだ。

 病院なんて信じなくてもいい。
 ――――ただ、本物の医者は、
 ――――――信じてほしい。



くうぅ~~漫画と思って侮るなかれ。朝の通勤電車でアツくなってしまった。車窓からの風景には富士山がくっきり見える。田舎暮らしもわるくない。

 病める医療の今を斬る!
 正しい奴には・・・・・誰も敵わない。


そんなキャッチコピーのこの漫画。コミック版「医龍」1~7巻までオフィスに揃ってます。「読んでみたい方はどうぞ!」って、うちはマンガ喫茶か(笑)。

新宿の街がし~んとしている。シャッターをおろしているお店も多い。世間は3連休のようですね。